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報道の自由度ランキングは日本のジャーナリズムを蝕む?(ジャーナリズム、自由度ランキング、日本の課題?)世界と日本の報道の自由度ランキング、その現状と課題

世界報道自由度ランキングから読み解く、世界のジャーナリズムの現状。2025年版では過去最低水準を記録し、世界人口の半数以上が深刻な状況に。メディアの経済的脆弱性が大きな課題として浮上し、日本もG7で最下位。記者クラブ制度や政治的圧力など、構造的な問題が自由な報道を阻害しています。健全な民主主義を守るため、報道の自由を守るための多角的な取り組みが求められています。

報道の自由度ランキングは日本のジャーナリズムを蝕む?(ジャーナリズム、自由度ランキング、日本の課題?)世界と日本の報道の自由度ランキング、その現状と課題

📘 この記事で分かる事!

💡 世界180の国と地域を対象としたジャーナリズムの自由度ランキング。政治、法規制、経済、社会・文化、ジャーナリストの安全の5つの指標で評価。

💡 日本は2023年版で68位と低迷。記者クラブ制度や特定秘密保護法などがマイナス要因。メディアの集中も課題。

💡 世界的に見ると報道の自由は過去最悪。メディアの経済的脆弱性が深刻化し、世界人口の半数以上が厳しい状況に。

それでは、まず「世界報道自由度ランキング」とは何なのか、そしてその評価基準についてご紹介します。

自由への序章

世界の報道自由度ランキング、誰が発表してる?

国境なき記者団(RSF)が発表。

世界報道自由度ランキングは、ジャーナリズムの自由度を測る重要な指標です。

日本は68位と低く、様々な問題が指摘されています。

国際】世界報道自由度ランキング2023年版、首位ノルウェー。日本は68位で3位アップ

公開日:2023/06/19

国際】世界報道自由度ランキング2023年版、首位ノルウェー。日本は68位で3位アップ

✅ 国際ジャーナリストNGOの国境なき記者団(RSF)が発表した2023年版「世界報道自由度ランキング」で、日本は68位だった。

✅ ランキングでは、政治、法規制、経済、社会・文化、ジャーナリストの安全の5つの評価軸でジャーナリストの活動の自由度を測定しており、日本は記者クラブ制度や特定秘密保護法、政府によるメディアへの圧力、SNSでの嫌がらせなどがマイナス要因と指摘された。

✅ 日本の課題として、メディア集中、土地利用規制法による記者の活動制限、政府批判や原発問題に関する記者への嫌がらせ、日本外国特派員協会への脅迫などが挙げられている。

さらに読む ⇒Sustainable Japan出典/画像元: https://sustainablejapan.jp/2023/06/19/2023-world-press-freedom-index/92492

日本の課題を客観的に示していますね。

記者クラブ制度や特定秘密保護法など、改善すべき点が多々あるのが現状です。

物語は、国際NGO「国境なき記者団(RSF)」が発表する「世界報道自由度ランキング」から始まります。

このランキングは、世界180の国と地域を対象に、ジャーナリストやメディアの自由度を評価しています

RSFは1985年に設立され、情報の自由を擁護することを目的としています。

評価は、政治的、経済的、法的、社会的、安全性の5つの指標を用いて行われ、数値が高いほど自由度が高いことを示します。

2023年のランキングではノルウェーが1位でした。

なるほど、日本はそんなに低いのか。金儲けには、メディアの自由は不可欠だ。正確な情報がないと、ビジネスもうまくいかんからな。

停滞する世界

報道の自由は今?世界は?経済的困難?

過去最低水準。「困難」な状況と評価。経済的脆弱性も。

世界的な報道の自由の現状は深刻です。

メディアの経済的な苦境が、自由を脅かす大きな要因となっているのです。

2025年版「世界報道自由度ランキング」が発表 日本は66位、G7最下位にとどまる理由は?(AMP[アンプ])
2025年版「世界報道自由度ランキング」が発表 日本は66位、G7最下位にとどまる理由は?(AMP[アンプ])

✅ 国際NGO「国境なき記者団(RSF)」が発表した2025年版「世界報道自由度ランキング」では、世界的な報道の自由が過去最悪の状況にあると警告し、特にメディアの経済的脆弱性が主要な脅威として浮上している。

✅ ランキングは、政治的環境、法的枠組み、経済的条件、社会的状況、安全性の5つの指標に基づき、世界180カ国・地域の報道の自由を評価しており、ノルウェーが9年連続で1位、最下位はエリトリアなどとなった。

✅ RSFは、160カ国でメディアが経済的困難に直面し、広告収入の減少、メディア所有の集中化、国家からの支援の欠如などが報道機関の経済的独立性を脅かしていると指摘している。

さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/47df873c450b8640fd2ec15f3e004f9642c91528

世界的に見ても、報道の自由は危機的状況なんだね。

メディアの経済的な厳しさは、どこの国も同じ問題を抱えているみたい。

2025年版のランキングでは、世界全体の報道の自由度が過去最低水準に達し、初めて「困難」な状況と評価されました

世界人口の半数以上が「非常に深刻」な状況にある国・地域に暮らしており、報道の自由が「良好」な国はわずか0.8%に過ぎません。

メディアの経済的脆弱性が主要な脅威として浮上し、180カ国のうち160カ国でメディアが経済的困難に直面しています。

広告収入の減少、メディア所有の集中化、国家からの支援の欠如などが、報道機関の経済的独立性を脅かしています。

ふむ、世界的に見ても状況は厳しいんだね。メディアの経済的基盤が弱まるにつれて、報道の自由も脅かされるってことか。これは早急に対策を講じなければならない問題だね。

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日本の報道の自由度、G7最下位。記者クラブ問題、政治圧力、自己検閲が課題。健全な民主主義のため、報道の自由を守る努力が急務。