保険業界の不正と業務改善命令、FPパートナー問題とは？FPパートナー、東京海上日動あんしん生命、金融庁による調査

本日は、保険業界を取り巻く最新の動きについて、詳しく見ていきましょう。

まずは、今回の記事で皆様にぜひ知っていただきたい３つのポイントをご紹介します。

揺れる保険業界：FPパートナーへの業務改善命令

まず、FPパートナーへの業務改善命令についてです。

金融庁は、顧客の意向を無視した不適切な保険募集を問題視し、経営責任の明確化などを求めました。

金融庁、ＦＰパートナーに業務改善命令 「便宜供与重点に商品選定」

公開日:2025/08/06

✅ 金融庁は、FPパートナーに対し、経営責任の明確化と適切な保険募集管理体制の確立を求める業務改善命令を出した。

✅ 同社は保険会社からの便宜供与を重視して推奨商品を選定し、顧客の意向と異なる商品を推奨する事例が見られたため、顧客の適切な商品選択の機会が阻害されていると判断された。

✅ FPパートナーは業務改善命令を厳粛に受け止め、法令遵守体制の構築と信頼回復に努めるとしている。

さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ZUIWFICXRBJAZO5IYREQLXGD5Y-2025-08-06/

顧客の意向を尊重しない販売は、問題ですね。

顧客にとって最適な商品を提案する事が大切です。

事の発端は、訪問型保険代理店として業界最大手である株式会社FPパートナーに対する関東財務局からの業務改善命令でした。

同社の経営管理態勢と保険募集管理態勢に問題があると指摘され、顧客の意向把握・確認義務の履行体制の不備、保険会社からの便宜供与を重視した推奨商品の選定、顧客意向に合致しない商品の推奨事例などが問題視されました。

この行政処分は、経営責任の明確化、顧客本位の業務運営に向けた保険募集管理態勢の確立、法令等遵守体制の確立、経営管理体制の抜本的強化を命じるものでした。

FPパートナーは、これらの改善計画を策定し、進捗状況を報告し、ホームページで公表する必要があります。

この事態は、乗合代理店ひいては生命保険業界における比較推奨販売への信頼を揺るがすものでした。

いやー、これは経営者として見過ごせない問題だね。顧客の利益を第一に考えずに、会社側の都合で商品を売るのは、長期的に見て企業の信頼を失坠させる行為だ。しっかりとしたコンプライアンス体制を構築し、顧客満足度を向上させることが、結果的に会社の成長に繋がるんだよ。

東京海上日動あんしん生命への調査開始

次に、東京海上日動あんしん生命への調査について見ていきましょう。

金融庁は、FPパートナーへの不適切な便宜供与を問題視し、立ち入り検査に踏み切りました。

金融庁が東京海上日動あんしん生命に立ち入り検査へ､保険代理店への過度な便宜供与を問題視か

公開日:2025/09/03

✅ 東京海上日動あんしん生命保険が、保険代理店への過度な便宜供与問題で金融庁から立ち入り検査を受けることになった。

✅ 特に、FPパートナーへの不適切な便宜供与（相場と乖離した広告費の支払い、営業社員の採用支援など）が問題視されており、金融庁は詳細な検査を行う。

✅ あんしん生命は、金融庁の調査に対し「過度な便宜供与ではない」と主張していたが、他の保険会社にも同様の調査が及ぶ可能性がある。

さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/902475?display=b

保険会社と代理店の癒着は、公平性を損なう可能性がありますね。

詳細な調査で真相が解明されることを期待します。

このFPパートナーへの行政処分をきっかけに、金融庁はFPパートナーと取引のある複数の生命保険会社への調査を開始しました。

特に焦点を当てられたのは、東京海上日動あんしん生命保険です。

金融庁は、同社に対し、FPパートナーへの過度な便宜供与に関する報告徴求命令を出しており、1年以上前から調査を進めていました。

具体的には、相場から乖離した広告費の支払い、営業社員の採用支援など、FPパートナーへの利益供与の実態が調査されました。

あんしん生命は、その便宜供与が「過度ではない」と主張していましたが、金融庁は立ち入り検査へと踏み切りました。

あら〜、なんかドロドロした話だねぇ。金融庁が本気を出したってことは、相当ヤバいってことでしょう。ま、裏で何があるか、皆さんも興味津々でしょうけど。