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ネクタイブランド『SHAKUNONE』とは? 縫製業の3代目 笏本達宏氏の挑戦と成功の軌跡?岡山発祥のネクタイブランド『SHAKUNONE』成功への道

岡山県津山市発、高品質ネクタイブランド「SHAKUNONE」。1968年創業の縫製会社が、厳しい時代を乗り越え、手仕事の温もりと確かな品質で世界へ。幼少期の原体験から生まれた、ものづくりへの情熱。職人の技術が光る純国産ネクタイは、大切な人への贈り物として、多くの人々に愛されています。岸田首相も愛用するその品質を、ぜひお試しください。

ネクタイブランド『SHAKUNONE』とは? 縫製業の3代目 笏本達宏氏の挑戦と成功の軌跡?岡山発祥のネクタイブランド『SHAKUNONE』成功への道

📘 この記事で分かる事!

💡 笏本達宏氏は、美容師から家業の縫製業を継承し、自社ブランド『SHAKUNONE』を立ち上げました。

💡 品質へのこだわりと顧客との絆を深め、ギフト需要を開拓し、年間約4000本のネクタイを販売する人気ブランドに成長しました。

💡 首相や海外要人の着用、スーツ事業への展開など、日本国内だけでなく世界へも活躍の場を広げています。

本日は、岡山県津山市発祥のネクタイブランド『SHAKUNONE』の創業者、笏本達宏氏の取り組みについてご紹介します。

ものづくりの精神と、革新的な挑戦がどのように結実したのか、紐解いていきましょう。

ルーツと決意:受け継がれたものづくりの精神

創業者の幼少期、縫製業との出会いは?

祖母の内職と段ボール箱のベビーベッド。

笏本達宏氏は、4世代同居の家庭で育ち、幼少期からものづくりの精神に触れてきました。

両親の離婚や貧しい暮らしを経験し、美容師を目指しましたが、母親の体調不良をきっかけに家業を手伝うことになります。

そこから縫製業への道を歩むこととなりました。

いいもの作れば売れる」は通用しなかった 笏本縫製3代目が磨いた発信力
いいもの作れば売れる」は通用しなかった 笏本縫製3代目が磨いた発信力

✅ 4世代同居の家庭で育った笏本さんは、両親の離婚や貧しい暮らしの中で、家業の縫製業を継ぐことに葛藤し、美容師の道に進むも、母親の体調不良をきっかけに家業を手伝う。

✅ 手伝いを通じて家業の技術力の高さに気づいた笏本さんは、家業を継ぐことを決意。当初は反対していた母親も、最終的には息子の決意を受け入れ、21歳で縫製業に参入。

✅ 笏本さんは、下請けからの脱却を目指し、自社ブランドの立ち上げやネクタイ作りに注力。技術力はあったものの、低賃金の海外工場との競争や、バブル崩壊後の市場の変化に対応するため、様々な工夫を凝らした。

さらに読む ⇒ツギノジダイ|中小企業の事業承継や経営課題の解決に役立つメディア出典/画像元: https://smbiz.asahi.com/article/14833157

家業を継ぐ決意をするまでの葛藤、そしてそこからのブランド立ち上げという道のりは、非常にドラマチックですね。

技術力の高さに気づき、最終的に決断されたというエピソードは、深く心に響きます。

岡山県津山市で1968年に創業した笏本縫製は、笏本達宏氏の祖母が始めた内職から始まりました。

幼くして父を亡くした祖母は、生計を立てるために縫製業を始め、ミシンの音と段ボール箱がベビーベッド代わりという環境で、笏本達宏氏は育ちました。

母も祖母の仕事を手伝い、その姿を見て育った笏本氏は、ものづくりの精神を幼少期から学びました。

その後、美容師としてキャリアを積んだ後、家業を継ぐ決意をします。

当初は母親に反対されたものの、最終的には承諾を得て、縫製業の世界へ足を踏み入れました。

多額の借金を抱え、縫製業が低迷する中での決断でした。

背景には、幼少期から間近で見てきた祖母と母親の働く姿、そしてものづくりへの感謝がありました

ふむ、なるほど。家業を継ぐ決意っていうのは、ビジネスチャンスを見抜く力と、それを実現する覚悟がないとできないことだ。多額の借金を抱えながらも、ものづくりへの情熱を貫いた笏本氏、まさに起業家精神の塊だな!

ブランド創設と苦難:逆境からのスタート

縫製不況から脱却!笏本氏のネクタイブランド成功の秘訣は?

品質とSNS発信、顧客との対話によるブランド力向上。

笏本氏は、下請けからの脱却を目指し、自社ブランド『SHAKUNONE』を立ち上げました。

しかし、業界のタブーを破ったことで取引を失うなど、困難に直面します。

それでも、SNSでの発信や百貨店での販売を通じてブランド認知度を高めていきました。

業界タブーを打ち破り首相も着用するネクタイブランドへと成長した町工場の強気戦略
業界タブーを打ち破り首相も着用するネクタイブランドへと成長した町工場の強気戦略

✅ 岡山県の町工場「笏本縫製」の3代目社長が、下請けからの脱却を目指し、オリジナルネクタイブランド「SHAKUNONE」を立ち上げた。

✅ 業界のタブーを破ったことで取引を失うなど苦難を経験するも、SNSでの発信や百貨店での販売を通じてブランド認知度を高めた。

✅ 視覚障碍を持つ顧客との出会いを通して製品の品質と想いが伝わることの確信を得て、地道な努力を重ねた結果、ブランドを成功に導いた。

さらに読む ⇒@DIME アットダイム出典/画像元: https://dime.jp/genre/1969564/

ブランドを立ち上げるにあたって、様々な苦労があったんですね。

業界との軋轢、低迷する縫製業という状況…それでも、品質への自信とSNSでの発信、百貨店での販売等、できることから地道に努力を重ねた結果、ブランド認知度を高めたというのは素晴らしいですね。

笏本氏が家業を継いだ当時、縫製業は厳しい状況にありました。

業績悪化の中、職人を守るために母親が始めたネクタイ製造を、笏本氏は引き継ぎ、2015年に自社ブランド「SHAKUNONE」を立ち上げます。

ブランド名の由来は、笏本家の珍しい名字「笏本」から。

しかし、自社ブランドの展開は、下請け業者がブランドを持つことへの業界の反発を招き、取引を失うなど、苦難の始まりでした。

それでも笏本氏は、製品の品質に絶対の自信を持ち、SNSでの発信や百貨店での直販を通じてブランド認知度を高めました。

顧客との直接的な対話を通して製品の質を向上させる一方、SNSでの発信や百貨店での直販など、販売ノウハウを地道に模索しました。

うーん、大変だったべや。でも、品質に自信を持って、SNSで発信して、直接お客様とやり取りするうちに、ブランドが大きくなっていくって、すごい素敵だね!

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