CSR企業ランキングとは？KDDI2年連続1位！東洋経済新報社の調査から読み解く企業の社会的責任とは？東洋経済CSR調査から見る日本企業のCSR活動と今後の展望

本日は、企業の社会的責任（CSR）と、東洋経済新報社の調査について詳しく見ていきましょう。

CSRの重要性、ランキング、そして企業の取り組み…多岐にわたる内容をご紹介します。

CSRの基礎知識と評価体系

CSRは、企業の持続可能な発展に不可欠な要素です。

不祥事やグローバル化を背景に、その重要性は増しています。

東洋経済新報社のCSR企業ランキングは、企業の取り組みを評価する重要な指標です。

信頼される｢CSR企業｣ランキングTOP500社 トップは2年連続でKDDI､その他で上位は？

公開日:2021/09/06

✅ ESGやSDGsが注目される中、企業が取り組む内容は以前からCSRで求められていたものと大きな変化はなく、本質的な部分は変わっていないという認識が示されています。

✅ 東洋経済新報社の「CSR企業ランキング」は、CSRと財務の両面を重視し、幅広いステークホルダーに信頼される会社を評価しており、KDDIが2年連続でトップとなりました。

✅ ランキングは、『CSR企業総覧』に掲載された1614社を対象に143項目のCSRと15項目の財務で総合評価されており、上位500社のランキングが公開されています。

さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/452611?display=b

KDDIが2年連続でトップというのは素晴らしいですね。

CSRと財務の両面を重視しているという点も、評価のポイントだと思います。

上位企業の具体的な取り組みに関心があります。

企業の社会的責任（CSR）とは、企業が利益追求だけでなく、環境保護、社会貢献、倫理的な行動を通じて持続可能な発展に貢献する責任を指します。

CSRは、不祥事の頻発、グローバル化、情報技術の進展、SDGsの普及といった背景から重要性が高まっています。

CSR活動には、従業員の労働環境改善、環境負荷低減、地域社会への貢献などがあり、企業のイメージ向上、リスク軽減、人材確保に繋がる一方、コスト増、効果測定の難しさといった課題も存在します。

東洋経済新報社によるCSR企業ランキングは、日本企業のCSR活動を評価する代表的な指標です。

このランキングは、人材活用、環境、企業統治、社会性の4分野と財務項目を評価し、5段階の格付けと100点満点の得点付けを行い、合計600点満点で総合評価されます。

2021年のランキングではKDDIが1位でした。

また、CSR活動は、法令遵守、情報開示、透明性の確保、説明責任を果たすことも含まれます。

ISO26000は、説明責任、透明性、倫理的な行動など7つの原則をCSRの基盤としています。

ふむ、CSRか。金儲けも大事だが、企業のイメージ向上やリスク軽減にも繋がるなら、やらざるを得ないな。ランキング上位の企業の事例を詳しく聞きたいものだ。

グローバルな視点と主要企業の取り組み

グローバルな視点から、企業のCSR活動を見ていきましょう。

富士フイルムグループの取り組みを例に、持続可能な社会への貢献を目指す企業の姿勢を学びます。

CSRは、世界共通の課題です。

富士フイルムグループ CSR方針/CSR計画 : 富士フイルムビジネスイノベーション

✅ 富士フイルムグループは、創業以来の「環境保全」と「ステークホルダーからの信頼」を重視し、誠実かつ公正な事業活動を通じて社会の持続可能な発展に貢献することを目指しています。

✅ CSR活動においては、経済的・法的責任を果たすだけでなく、グローバルな環境・社会課題の解決に向けた価値を提供し、事業活動による影響を評価・改善し、情報開示による透明性向上を図っています。

✅ 2030年度をゴールとするCSR計画「Sustainable Value Plan 2030 (SVP2030)」を策定し、革新的な技術・製品・サービスの提供を通じて、サステナブル社会の実現に貢献していくことを目指しています。

さらに読む ⇒Fujifilm Global出典/画像元: https://www.fujifilm.com/fb/company/csr/plan_policy

富士フイルムの『Sustainable Value Plan 2030』は、素晴らしいですね。

長期的な視点で社会貢献を目指している姿勢に感銘を受けました。

他の企業の取り組みも気になります。

世界で最も持続可能な企業を評価する「Global100Index」は、Corporate Knights社が発表し、環境、人権、労働条件など24項目の評価項目に基づいてスコアリングが行われます。

これは、CSR活動を評価する事実上の世界ランキングと言えます。

2017年のCSRランキング上位3社（富士フイルムホールディングス、ブリヂストン、KDDI）の取り組みは、CSR活動の見本として注目されています。

富士フイルムは環境保全と写真文化の普及、ブリヂストンはモビリティ、人、環境を重点課題とした活動、KDDIは情報通信サービス、安全な社会の実現、人材育成、環境保全、被災地支援など、それぞれの企業が自社の強みを活かしたCSR活動を展開しています。

これらの取り組みは、企業価値の向上、ステークホルダーからの信頼獲得、優秀な人材確保に貢献しています。

CSR活動は企業規模に関わらず重要であり、中小企業は地域密着型の活動を展開しています。

へぇ〜、富士フイルムは写真だけじゃないんだね。グローバルランキングとか、なんかカッコいいね。うちの会社も、もっと世界を意識した方がいいかなぁ。