JR東海、株価は買い時?リニア新幹線と株主優待から今後の投資戦略を読み解く!低迷するJR東海株価の行方
新幹線「のぞみ」で稼ぐJR東海、営業利益は"最強"も株価は低迷? リニア中央新幹線開業延期が影を落とす。割安な株価、高収益路線の安定性、魅力的な株主優待… 今後の投資判断は、リニア開業と東海道新幹線のポテンシャルを見極めろ! 鉄道と不動産、多角的な経営戦略にも注目!
💡 東海道新幹線を基盤とするJR東海の強みと、コロナ禍での業績への影響を解説
💡 リニア中央新幹線の開業延期が株価に与える影響と、現在の株価の割安感について解説
💡 株主優待制度や、今後の投資戦略について解説します。
本日はJR東海について、経営状況、株価、今後の展望について解説していきます。
JR東海の強みと現状
JR東海「最強」の秘密は?利益率トップの理由は?
東海道新幹線の高収益性です。
皆さん、こんにちは。
JR東海の現状について見ていきましょう。
コロナ禍の影響で、東海道新幹線の利用者が減少し、業績も落ち込んでいます。

✅ 新型コロナウイルスの影響で、JR東海は東海道新幹線の利用者が激減し、2020年度第1四半期に836億円の赤字を計上しました。
✅ 東海道新幹線はJR東海の収益の大部分を占めており、輸送量の減少に伴い、運行本数の削減や営業費用の削減を行ったものの赤字からの脱却には至っていません。
✅ 8月になっても東海道新幹線の利用者数は回復せず、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、JR東海の経営状況は厳しさを増しています。
さらに読む ⇒ 週刊女性PRIME出典/画像元: https://www.jprime.jp/articles/-/18910?display=b新型コロナウイルスの影響は深刻ですね。
新幹線の利用者が減ったことで、JR東海の経営に大きな打撃を与えていることが分かります。
JR東海は、東海道新幹線という高収益路線を基盤とし、運輸事業で高い利益率を誇る鉄道会社です。
2024年3月期の営業利益は5663億円と、JR東日本の2538億円を大きく上回り、その収益性は「最強」と評される所以となっています。
コロナ禍からの回復も順調で、2025年3月期の予想営業利益は6500億円と、コロナ前の水準に近づいています。
しかし、2024年以降の株価は低迷しており、これは主にリニア中央新幹線の開業延期が原因です。
なるほど、JR東海さんの強みと弱みがよく分かりますね。高収益路線を抱えているのは魅力的ですが、リニアの遅延は痛いですね。
リニア開業延期の影響と株価低迷
リニア開業遅延でJR東海株価は?低迷の原因は?
開業遅延が株価下落の一因。PBRも低水準。
次に、リニア中央新幹線の開業延期が株価に与える影響について見ていきましょう。
開業の遅れが、株価にも影響を与えています。
公開日:2025/02/24

✅ JR東海の株価は、リニア中央新幹線の開業延期により下落。2024年3月以降に下落傾向が見られ、2025年2月時点のPERは7倍と割安感がある。
✅ JR東海は、東海道新幹線の圧倒的な収益力を持つが、リニア新幹線の工事遅延(静岡県による反対)が株価下落の大きな要因となっている。
✅ リニア開通はJR東海の長期的成長に不可欠だが、現時点では具体的な利益貢献は見通せず、投資判断にはリニア開通時の収益シミュレーションとバリュエーション評価が重要となる。
さらに読む ⇒つばめ投資顧問出典/画像元: https://tsubame104.com/archives/72980リニアの開業が遅れることで、JR東海の成長が鈍化する恐れがありますね。
長期的には大きな損失になる可能性もあります。
リニア中央新幹線の計画は、東京~大阪間の移動時間を大幅に短縮し、JR東海の収益を大きく押し上げるはずのものでした。
開業は2027年予定でしたが、静岡県の問題などから2034年以降に延期され、市場の期待を裏切る形となりました。
ダイヤモンド社のコスト試算とJR東海の収益増加効果に基づくシミュレーションでは、2035年3月期にリニアが開業した場合、増益が見込まれるものの、開業遅延は株価下落の一因となっています。
直近の株価は、2025年6月11日終値で3096円と低迷し、過去5年間で15.8%のマイナスとなっています。
PBRも0.66倍と低水準で、企業の真の価値を反映していない可能性があります。
ほんと、期待しとったリニアの開業が遅れるなんて、株主としては残念だよね。でも、まだ希望はあるってことよね?
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JR東海、株価低迷も割安感あり?リニア開業遅延と東海道新幹線の強み、株主優待を解説。長期的な視点で投資を検討。