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蔵王の樹氷は今?温暖化と虫害で姿を変えるアイスモンスターの現状とは?消滅の危機にある蔵王の樹氷、温暖化と虫害による影響

荘厳な姿で世界を魅了する蔵王の樹氷(アイスモンスター)。しかし、地球温暖化と虫害の影響で、その姿は危機に瀕しています。 研究グループは、地域貢献活動やメディア発信を通じて現状を伝え、その変化を詳細に分析。かつて巨大だった樹氷が小型化し、消滅の危機に直面する様子を明らかにします。未来のアイスモンスターを守るために、私たちができることは何か?

スリム化の進行と原因の分析

樹氷スリム化の主な原因は?

害虫によるオオシラビソの枯死と温暖化。

最後に、スリム化の進行とその原因について見ていきましょう。

アオモリトドマツの枯死の原因と、樹氷を守るための対策について解説していきます。

蔵王の樹氷が温暖化で消える? アオモリトドマツの立ち枯れが進む
蔵王の樹氷が温暖化で消える? アオモリトドマツの立ち枯れが進む

✅ 宮城県と山形県にまたがる蔵王の樹氷が、温暖化の影響で樹氷の基となるアオモリトドマツの立ち枯れが進み、消滅の危機に瀕している。

✅ アオモリトドマツが蛾の幼虫やキクイムシの被害を受け、温暖化による気温上昇によってその被害が加速していることが原因として挙げられる。

✅ 樹氷を守るための対策として、アオモリトドマツの生育調査や種から育てる試みが始まっているが、国有林であることなどから対策には限界がある。

さらに読む ⇒khb東日本放送出典/画像元: https://www.khb-tv.co.jp/news/15504388

2万本以上のオオシラビソが枯死とは、深刻ですね。

写真でサイズの変化を見ると、その影響がよく分かります。

今後の対策が非常に重要ですね。

2019年以降の樹氷スリム化は、2013年頃からのガの幼虫による葉の食害、15年頃からのキクイムシによる内部の食害により、樹氷を形成するオオシラビソの枯死が進んだことが主な原因です。

1933年以降の定点観測写真を用いた分析により、アイスモンスターのサイズの定量的な変化が示されています。

かつては太さ5〜6メートルの大型のアイスモンスターが存在しましたが、温暖化の影響で戦後は小型化し、19年以降はさらに小ぶりのものが目立つようになりました。

特に山形県側では約2万3千本のオオシラビソが枯死し、樹氷の形成に悪影響を与えています。

あらー、そんなにたくさん木が枯れちゃってるのね。温暖化も嫌だけど、虫も困るわね。早く対策して、またきれいな樹氷が見れるようになるといいわね。

本日は、蔵王の樹氷の現状について解説しました。

温暖化と虫害による影響で、その姿が変化しつつあります。

私たちにできることについて、考えていきましょう。

🚩 結論!

💡 長年の研究成果と地域貢献活動(柳沢教授)について

💡 温暖化と虫害が樹氷に与える影響について

💡 樹氷のスリム化の原因と、今後の対策について