日産とルノー、インド市場再編で未来を切り開けるか?日産とルノー、アライアンス再編とインド戦略
ルノーと日産がインド市場で戦略的提携を強化!ルノーはRNAIPLの過半数株式を取得し、インドでの事業を拡大。日産は新型「マグナイト」生産を継続し、インドへのコミットメントを維持。ルノーは日産向けに「トゥインゴ」ベースのEVを開発・生産。相互株式保有の柔軟性向上も。2025年上半期末の完了を目指し、両社のインド市場での競争力強化へ。
💡 日産とルノーがインド市場での戦略的提携を発表し、両社のビジネスを再編。
💡 ルノーは日産のインド法人株式を取得し、日産は新型車生産を継続。
💡 資本関係の再編と事業戦略の進化、インドでの事業拡大と未来への布石。
それでは、本日の記事の内容を3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
新たな幕開け:日産とルノーのインド戦略
ルノーと日産、インド市場で何をする?
事業再編とプレゼンス強化を目指す。
本日は、日産とルノーのインド市場における戦略的提携について詳しく見ていきましょう。
この提携は、両社のビジネス再編と、インド市場でのプレゼンス強化を目的としています。
公開日:2025/04/01

✅ ルノーは日産が保有するインド法人の株式を取得し、日産はインドでのプレゼンスを維持するため、新型「マグナイト」を含む日産車の生産を継続します。
✅ 日産は「トゥインゴ」をベースとした日産モデルの開発・生産をルノーに委託し、デザインは日産が行います。また、アライアンス契約の相互株式保有に関するロックアップ義務を改訂します。
✅ 日産はアンペアへの投資をせず、インド市場での販売とサービス提供を継続し、研究開発ハブとしての役割も維持します。
さらに読む ⇒ 自動車情報サイト『LE VOLANT WEB(ル・ボラン ウェブ)』出典/画像元: https://levolant.jp/2025/04/01/381700/RNAIPLの株式取得や、日産車の生産継続など、今後のインド市場での展開が楽しみですね。
デザインは日産が行うという点も、注目です。
ルノーグループと日産自動車は、インド市場における戦略的提携を発表しました。
この提携は、両社のビジネスを再編し、インド市場でのプレゼンスを強化することを目的としています。
ルノーは日産のインド法人RNAIPLの過半数株式を取得し、完全子会社化することで、インドでの事業拡大を目指します。
一方、日産はRNAIPLを通じて新型「マグナイト」を含む自社車の生産を継続し、インド市場へのコミットメントを維持します。
また、ルノーは、日産向けに「トゥインゴ」ベースの日産モデルの開発と生産を委託されることになりました(デザインは日産)。
アライアンス契約も改定され、相互株式保有の柔軟性が向上しました。
今回の提携は、両社にとって大きな転換点になるでしょう。特に、株式取得と日産車の生産継続は、今後の業績に大きく影響しそうですね。詳細な情報が楽しみです。
資本関係の再編と事業戦略の進化
日産とルノーの新たなアライアンスは何を変えた?
資本関係見直しとインド事業拡大。
次に、両社の資本関係の再編と事業戦略の進化について見ていきます。
相互株式保有比率の柔軟化や、EV関連の投資中止など、様々な変更点がありました。

✅ 日産とルノーのアライアンスが株式持ち合いに関する「不平等条約」を解消し、日産の経営自由度が増した。
✅ 部品メーカーや国内販売会社は両社の関係変化への影響を注視している。
✅ 北海道日産の社長は、今回の合意内容が国内販売会社に与える効果や影響は測りかねるとコメントしている。
さらに読む ⇒日刊自動車新聞 電子版|自動車専門紙出典/画像元: https://www.netdenjd.com/articles/-/280190相互株式保有比率の柔軟化は、日産の財務的な柔軟性を高める上で重要ですね。
EV関連の投資中止は、今後の事業戦略にどう影響するのでしょうか。
2025年3月には、ルノーと日産は新たなアライアンス契約を発表し、資本関係と事業戦略を再編しました。
主な変更点として、相互株式保有比率の柔軟化が図られ、相互保有株式のロックアップ義務が10%に引き下げられました。
これにより、日産は財務的な柔軟性を高めることができます。
また、ルノーのEV専門会社「アンペア」への日産からの投資は中止され、関連の契約は解約されましたが、既存の新車プロジェクトは継続されます。
さらに、ルノーは日産が保有するRNAIPLの株式51%を取得し、100%子会社化することで、インド市場での事業拡大を加速させます。
株の持ち合いが柔軟になるのは、非常に良いことだべさ。日産の自由度が上がるし、色々なことに挑戦できる可能性が増えるってことだよね。
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