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企業物価指数(CGPI)って何?変動の背景と今後の見通しについて解説!2025年6月企業物価指数:2%台に鈍化、エネルギー価格と食料品価格がポイント

企業の価格変動を測る重要指標、企業物価指数(CGPI)の最新動向を解説! 2025年6月分は10ヶ月ぶりに伸び鈍化。エネルギー価格の変動や今後の予測、詳細データへのアクセス方法も紹介。日本経済の羅針盤、CGPIを読み解き、経済動向を掴もう!

企業物価指数(CGPI)って何?変動の背景と今後の見通しについて解説!2025年6月企業物価指数:2%台に鈍化、エネルギー価格と食料品価格がポイント

📘 この記事で分かる事!

💡 企業物価指数(CGPI)の基本情報を解説、景気分析や金融政策に利用されています。

💡 2025年6月分の企業物価指数は2%台に鈍化。要因はエネルギー価格と食料品価格。

💡 データの入手方法や分析方法を紹介。日本銀行のウェブサイトでデータ公開。

今回は、企業物価指数の基礎知識から、最新の動向、今後の予測までをわかりやすく解説していきます。

企業物価指数の世界へようこそ

企業物価指数、2025年6月はどうだった?変動要因は?

2.9%上昇、ガソリン価格下落が要因。

企業の価格変動を測る重要な指標である企業物価指数。

今回は、2025年6月分の最新データをもとに、その動向を詳しく見ていきましょう。

企業物価指数2025年6月~ガソリン補助金の影響などで、国内企業物価は前年比3%を割り込む~
企業物価指数2025年6月~ガソリン補助金の影響などで、国内企業物価は前年比3%を割り込む~

✅ 2025年6月の国内企業物価は、前年比2.9%と10ヵ月ぶりに2%台に鈍化。ガソリンや軽油価格の下落により、石油・石炭製品が全体を押し下げた。

✅ 契約通貨ベースの輸入物価は、前年比-6.1%と10か月連続のマイナス。原油や液化天然ガス価格の下落が主な要因。

✅ 今後の国内企業物価は2%台で推移すると予想。食料品価格の上昇は継続するものの、エネルギー価格の低下やコメ価格の鈍化が影響する。

さらに読む ⇒ シンクタンクならニッセイ基礎研究所 出典/画像元: https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=82607?site=nli

2%台への鈍化は、ガソリン価格下落の影響が大きいですね。

食料品価格の上昇も気になるところです。

今後の推移に注目しましょう。

企業物価指数(CGPI)は、企業間の商品(財)の価格変動を測定する重要な指標です

日本銀行が1887年から作成しており、当初は通貨価値の測定を目的としていましたが、現在は景気分析や金融政策判断の材料として幅広く利用されています。

最新の情報として、2025年6月分の企業物価指数が発表され、国内企業物価指数は前年比2.9%と、10ヶ月ぶりに2%台に鈍化しました。

これは、ガソリンや軽油価格の下落が主な要因で、石油・石炭製品が全体を押し下げたためです。

また、輸入物価も契約通貨ベースで前年比▲6.1%と10ヶ月連続のマイナスとなっています。

この指標は、国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の3つからなる基本分類指数と、連鎖方式による指数などからなる参考指数で構成されており、2020年を基準としています。

ふむ、ガソリン価格の下落が影響しているのか。このデータ、今後の投資判断に役立ちそうだ。詳細な分析が必要だな。

指数の構成と利用方法

企業物価指数、何に役立つの?

景気判断や物価変動分析に役立つ!

企業物価指数は、国内企業物価、輸出物価、輸入物価の3つから構成されています。

それぞれの指数の動きを理解することで、経済の現状をより深く把握できます。

日本】2024年6月の企業物価、輸入・輸出物価指数の結果
日本】2024年6月の企業物価、輸入・輸出物価指数の結果

✅ 2024年6月の企業物価指数は前年比2.9%増、前月比0.2%減となり、円安の影響で輸入物価指数は前年比9.5%と大幅上昇。

✅ エネルギー関連補助金の縮小や円安が物価に影響。輸入物価は為替の影響を除くと一進一退で、輸出物価は前年比でピークアウトの兆し。

✅ 足元の円安は企業物価や消費者物価への波及が懸念材料。輸入物価の上昇リスクや、川上段階での物価上昇は確認できるものの、まだ価格の波及は起きていない。

さらに読む ⇒マネクリ | マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア出典/画像元: https://media.monex.co.jp/articles/-/24841

円安の影響で輸入物価が上昇しているのは、企業のコスト増につながりますね。

今後の価格転嫁の動向も注視する必要がありますね。

企業物価指数は、国内需要家向けの財を対象とする国内企業物価指数(生産者物価指数に相当)、輸出物価指数、輸入物価指数の3つから構成されています。

国内企業物価指数は、国内の生産者段階の価格を調査し、輸出・輸入物価指数は、輸出入品の通関段階の価格を調査します。

これらの指数は、月次で作成され、翌月の第8営業日(9月は第9営業日)に公表されます。

利用方法としては、景気動向の経済指標、デフレーター、企業間の値決め指標として活用されます。

国内企業物価指数は金融政策判断の参考になり、輸出入物価指数は海外の需給動向や為替変動、輸入インフレ圧力を測るのに役立ちます。

また、国民経済計算や鉱工業指数において、デフレーターとしても利用されています。

詳細な解説資料や品目分類、ウエイトデータは、日本銀行のウェブサイトで公開されており、過去のデータとの比較分析も可能です。

この指数、輸出入の価格を把握するのに役立つね。為替変動がこんなにも影響するんだ。勉強になるわ。

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2021年以降のエネルギー価格高騰が日本の物価と産業に与えた影響を分析。企業物価指数、今後の見通し、関連資料へのアクセス方法を解説。最新データも掲載。