2025年春闘、トヨタの満額回答と自動車業界の行方？トヨタ自動車労組の賃上げ要求と、業界全体の動向

本日は、トヨタ自動車を中心とした2025年春闘に関する記事を詳しく見ていきましょう。

まず、この記事で分かることとして、３つのポイントをまとめました。

デフレ脱却から過去最高益、そして未来へ

2024年春闘では、トヨタは最大28449円の賃上げ、2025年春闘では9950～2万4450円の賃上げと年間一時金7.6か月分を要求しました。

トヨタ、過去最高の組合要求に満額回答 グループ各社も満額相次ぐ：ニュース：中日BIZナビ

✅ トヨタ自動車は、労働組合からの要求に対し、過去最高の要求に満額回答した。

✅ デンソー、豊田自動織機、アイシンなど、トヨタグループ各社も相次いで満額回答を行った。

✅ 対象は、トヨタ紡織、東海理化、愛三工業、フタバ産業、トヨタ車体などの中部地方の主要な自動車・部品メーカーの労働組合。

さらに読む ⇒中日BIZナビ出典/画像元: https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/78920/

満額回答という結果は、デフレ脱却を目指す動きから始まり、記録的な物価高騰や人手不足に対応するもので、素晴らしいと思います。

2014年から2015年にかけてのデフレ脱却を目指す動きから始まり、トヨタ労組の賃上げ交渉は、2022年以降の過去最高益を背景に満額回答へと繋がりました。

2024年春闘では、トヨタは最大28449円の賃上げを要求し、満額回答を獲得。

この流れは他の企業にも波及し、自動車業界全体で賃上げが実施されました。

2025年春闘においても、トヨタは5年連続の満額回答を達成し、月9950～2万4450円の賃上げと年間一時金7.6か月分を要求しました。

これは、記録的な物価高騰や人手不足に対応し、従業員の生活を守り、人材確保を目指すものです。

2025年3月期の連結営業利益見通しが好調なことも、この強気の要求を後押ししています。

素晴らしいですね！過去最高益を背景に、従業員の生活を守り、人材確保を目指す姿勢はさすがです！

自動車業界の明暗と、企業間の格差

自動車業界の年収事情に焦点を当て、企業間の年収差や業界全体の賃金変動要因を調査し、会員限定部分があります。

トヨタや日産はやはり強かった！自動車業界を徹底比較してみて分かった社員の給与事情【年収リサーチ②】

✅ 輸送用機器業界、特に自動車業界の年収事情に焦点を当て、売上高上位15社の平均年収を分析し、企業間の年収差や業界全体の賃金変動要因を調査。

✅ 自動車業界はピラミッド型の産業構造であり、完成車メーカーの業績がサプライヤーの年収にも影響を与える。世界経済や為替の影響、不祥事なども年収を左右する。

✅ 上位15社を年収別にグループ分けし、個別の要因を分析することで、年収格差の背景や今後の賃金水準の変化について考察している。(会員限定部分あり)

さらに読む ⇒SlowNews出典/画像元: https://slownews.com/n/nff6e0821ad29

トヨタ、マツダ、SUBARUは好調な業績を反映した一方、日産は業績不振で対応が分かれました。

企業業績が大きく影響していますね。

2025年春闘では、自動車各社の対応に差が見られました。

トヨタ、マツダ、SUBARUは前年を上回る要求を行い、好調な業績を反映しました。

一方で、日産自動車は業績不振を理由に一時金を大幅に減額。

ホンダ、三菱自動車、スズキも前年を下回る要求にとどまりました。

この差は、企業業績や経営状況が大きく影響していることを示しています。

日産の一時金は、リーマン・ショック以来の下げ幅となり、トヨタとの間には2.4か月分の差が生じる可能性も指摘されています。

また、米国や中国の新興メーカーの台頭により、自動車業界全体の業績に不透明感が増しており、経営側の姿勢にも影響を与えています。

うーん、自動車業界も企業によって結構差があるんだね。日産の苦戦はちょっと心配だなぁ。ま、頑張ってほしいもんだわ。