国民意識調査から読み解く日本の現状：愛国心、社会への不満、そして政策への期待？最新の世論調査から見る日本の国民意識

それでは、まず日本の国民の愛国心に関する調査結果から見ていきましょう。

国民の国や社会との関わり

国民の愛国心に関する調査結果ですね。

年齢層によって違いが出るのは興味深いですね。

愛国心に積極的な人は高齢者で目立つ

公開日:2023/07/23

✅ 2023年初頭の調査で、日本の愛国心を持つ人は約半数（51.2%）であり、高齢層ほど高く、若年層ほど低い傾向が見られました。

✅ 愛国心を育てる必要性については、約8割が「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答しており、愛国心を持つ割合よりも高い結果となりました。

✅ 愛国心の育成に対する考え方は、年齢が高いほど、また地方在住者ほど肯定的な傾向が見られ、未婚者や都市部居住者ほど否定的な傾向が見られました。

さらに読む ⇒流転三昧出典/画像元: https://rutenzanmai.com/statistical-data/patriotism/

愛国心を持つことの必要性が感じられている一方で、現実とのギャップを感じますね。

調査結果によると、「国を愛する」気持ちを持つ人は51.5%で、前回調査と大きな変化は見られません。

男性の方が強く、年齢別では70歳以上で強さが増しています。

「国を愛する」気持ちを育てる必要性については、82.9%が「そう思う」と回答し、こちらも大きな変化はありません。

70歳以上で必要性を強く感じています。

また、社会志向と個人志向については、56.9%が「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」と回答しました。

なるほど、愛国心と経済状況の関係性ですね。若者の間では、将来への不安感が愛国心に影響を与えている可能性もありますね。詳細なデータも見てみたいものです。

社会の現状に対する認識と不満

社会への不満が具体的にどのような点にあるのか、詳細に見ていきましょう。

物価高に不満７割超 防災への不安急増―内閣府調査：時事ドットコム

公開日:2025/01/17

✅ 内閣府の世論調査で、現在の日本の状況について悪い方向に向かっている分野として「物価」が70.8％と過去最高を記録し、物価高への不満が浮き彫りになった。

✅ 社会への不満点としては「経済的なゆとりと見通しが持てない」が最多で、国の政策への民意の反映についても「されていない」が73.6％と大多数を占めた。

✅ 国の政策に民意を反映させるためには、「政治家が国民の声をよく聞く」ことが重要であるという回答が多く、防災への意識も高まっていることが示された。

さらに読む ⇒時事ドットコム：時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2025011700861&g=pol

物価高騰が、人々の生活に大きな影響を与えていることがわかります。

経済的な不安が、社会への不満に繋がっているのでしょう。

2024年12月17日に公表された調査結果では、現在の日本の状況について悪い方向に向かっている分野として「物価」を挙げる人が70.8%と、1998年の調査開始以来最多となりました。

これは物価高に対する不満が反映されたと見られます。

続いて「景気」（51.1%）、「国の財政」（46.9%）などが挙げられました。

また、昨年発生した能登半島地震の影響もあり、「防災」への懸念が15.3%と大幅に増加しました。

さらに、現在の社会に満足していない点として、「経済的なゆとりと見通しが持てない」が最多で60.6%を占めました。

一方、内閣府の過去の調査では、地域格差が拡大していると感じる人の割合が高く、特に所得水準、雇用情勢、医療・福祉水準において格差の拡大を認識する人が多いことが示されています。

今の日本、みんな結構切羽詰まってるんじゃない？物価高いし、給料も上がらないし。政府はもっと国民の声を聞くべきだよね。防災意識が高まってるってのも、ちょっと怖いけど、現実問題だよね。