高槻市ブロック塀問題、安全対策は？～大阪北部地震から学ぶ教訓と、今後の課題～高槻市ブロック塀問題、事故から学ぶ教訓と、今後の安全対策

それでは、この高槻市におけるブロック塀問題について、詳細を見ていきましょう。

まずは、事故の概要と、そこから得られた教訓についてです。

悲劇の始まりと、高槻市の決意

この事故は、学校と市の対応に問題があったとされています。

安全管理の甘さが、幼い命を奪う結果につながったことは非常に残念です。

高槻市教委：倒壊の塀、学校側が３年前に「危険性」指摘

公開日:2018/07/21

✅ 大阪府高槻市立寿栄小学校で、地震によりブロック塀が倒壊し女児が死亡した事故が発生。

✅ 学校側は3年前に外部からブロック塀の危険性を指摘されていたが、市教委が職員による検査で「安全」と判断し、指摘は活かされなかった。

✅ 市教委は保護者説明会を開き、事故の経緯を説明するとともに、田中良美校長も記者会見を行った。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20180622/k00/00m/040/163000c

この事故は本当に悲惨でしたね。

建築基準法違反のブロック塀が倒壊し、幼い命が失われた。

市と学校の対応、安全意識の欠如が原因と言えるでしょう。

2018年6月18日、大阪府北部地震が発生し、高槻市立寿栄小学校の通学路で、小学4年生の三宅璃奈さんがブロック塀の下敷きになり、命を落とすという痛ましい事故が起きました。

このブロック塀は建築基準法に違反した違法建築物であり、地震の揺れと相まって倒壊し、幼い命を奪う結果となりました。

この事故をきっかけに、高槻市は子供たちの安全を守るため、ブロック塀の安全対策に乗り出す決意を固めます。

具体的には、危険なブロック塀の撤去を促進し、倒壊リスクを軽減するための補助制度を設けることになりました。

うーん、これは完全に人災ですね。3年も前に指摘されてたのに、放置ってのは、社長としてはあり得ない。安全対策はコストじゃない、投資だ！

高槻市の補助制度と、進まない現実

高槻市が市民の安全のために補助制度を設けたのは、素晴らしいですね。

しかし、進捗が思わしくないというのは、残念な結果です。

高槻市ブロック塀等の安全確保に向けた手引き

✅ 高槻市は、ブロック塀などの危険な箇所を撤去し、地域の安全確保を目指すための手引きを作成し、公開しています。

✅ この手引きは、地域全体と個人がそれぞれ取り組むべきことを示しており、安全なまちづくりを推進するための道しるべとして活用されます。

✅ 寿栄川添自治協議会での取り組みを基に、講演会や戸別訪問を通じて地域住民への意識啓発を行い、ブロック塀のチェックや撤去を促す補助制度についても案内しています。

さらに読む ⇒高槻市ホームページはこちら出典/画像元: https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/49/5841.html

補助制度があるのに、進まないってのはもったいないね。

専門家も問題点指摘してるし、もっと効果的な対策を考えなきゃ、風化する一方だべ。

高槻市が実施するブロック塀等撤去費用の補助制度は、道路や公園に面し、高さ80cm以上のブロック塀等の撤去工事を対象としています。

撤去費用は、見附面積1平方メートルあたり13000円を上限とし、最大300万円まで補助されます。

申請は工事着手前に行い、市税の滞納がないことなど、いくつかの条件を満たす必要があります。

しかし、この補助制度にも関わらず、ブロック塀撤去の進捗は芳しくありません。

専門家は、撤去費用の問題や所有者の意識、実態把握の遅れなどが原因であると指摘しています。

大阪北部地震から7年が経過し、ブロック塀診断の調査依頼が減少するなど、風化の危機も迫っています。

補助制度って、結構ハードル高いんだよね。申請が面倒だったり、条件が厳しかったりすると、なかなか利用されないんだよね。もっとシンプルにして、市民が使いやすくしないと。