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日枝久氏の功績と課題は?フジテレビ長期支配から見えるものとは?(問題提起?)フジテレビ黄金期を支えた男、日枝久氏とは

フジテレビ黄金期を築いた日枝久氏。人気番組を連発し、視聴率を牽引した功績の裏側には、長期政権による組織の硬直化や不正への甘さも。高額報酬と影響力、そして「院政」と呼ばれる影響力…メディア界のレジェンドの実像に迫る!功績と問題点を多角的に分析し、今後のフジテレビの行方を占う。

日枝久氏の功績と課題は?フジテレビ長期支配から見えるものとは?(問題提起?)フジテレビ黄金期を支えた男、日枝久氏とは

📘 この記事で分かる事!

💡 日枝久氏のフジテレビにおける功績と、長期支配がもたらした組織的課題を検証。

💡 SMAP騒動やガバナンスの問題から、長期支配における企業倫理の重要性を考察。

💡 今後のフジテレビが目指す組織改革と、日枝氏の退任がもたらす影響について展望。

それでは、日枝久氏のフジテレビにおける功績と、その後の課題について詳しく見ていきましょう。

まずは、彼のフジテレビ黄金期における活躍からご紹介します。

フジテレビ黄金期の立役者

フジテレビ黄金期を築いた日枝久氏、成功の秘訣は?

視聴者のニーズを捉え、斬新な番組制作!

長きにわたりフジテレビを牽引した日枝氏の功績と、彼を支えた時代背景について解説します。

第10回「フジテレビ物語(中編)」
第10回「フジテレビ物語(中編)」

✅ 歴史を変える原動力は、特定の人物の功績だけでなく、複数の要素が組み合わさり、時期が熟すことである。これは、電話や飛行機の発明、そして1980年のフジテレビにおける漫才ブームの例に見られる。

✅ 1980年1月20日に放送されたフジテレビの番組『花王名人劇場』での実験的な企画「激突!漫才新幹線」をきっかけに、若手漫才コンビB&Bの活躍もあり、漫才ブームが到来した。

✅ 同年4月1日放送の『THE MANZAI』は、若者たちの支持を集め、フジテレビの業績を大きく向上させた。これは、不遇な時代を経験したプロデューサーや、趣味で漫才に着目したディレクターなど、様々な要因が重なった結果である。

さらに読む ⇒ソーシャルトレンドニュース出典/画像元: https://social-trend.jp/30028/4/

漫才ブームを仕掛け、高視聴率を叩き出したフジテレビの黄金期。

日枝氏のリーダーシップと、時代の流れが見事に融合した結果と言えるでしょう。

1961年にフジテレビに入社した日枝久氏は、報道部や編成部での経験を経て、編成局長としてフジテレビの黄金期を支え、その後の社長就任、そして長きにわたる経営への関与を通じて、フジテレビの成長を牽引しました。

早稲田大学卒業後、フジテレビに入社し、そのキャリアをスタートさせました。

彼のリーダーシップのもと、フジテレビは数々の人気番組を世に送り出し、高視聴率時代を築き上げました。

日枝氏の経営手腕は、視聴者のニーズを的確に捉え、斬新な番組制作を推進したことにあります。

「笑っていいとも!」や「東京ラブストーリー」などのヒット番組を通して、バラエティと報道の両輪で視聴率を獲得し、フジサンケイグループ全体をメディア業界のトップクラスへと押し上げました。

あの頃のフジテレビは、本当に面白かったですよね! 私も「笑っていいとも!」は欠かさず見てましたし、日枝氏の手腕はまさに凄腕だったと思います!

組織内の構造的課題と「3大タブー」

日枝氏の長期支配は何をもたらした?

コネ入社や院政による組織の硬直化。

長期支配が組織に与える影響と、フジテレビが抱える問題点について掘り下げていきます。

日枝久氏゛外圧゛で相談役辞任でも役員は子飼いだらけ…経営陣刷新でフジは変われるのか
日枝久氏゛外圧゛で相談役辞任でも役員は子飼いだらけ…経営陣刷新でフジは変われるのか

✅ フジテレビ相談役の日枝久氏の去就が注目されており、米ファンドから辞任要求が出ているものの、辞任の動きは見られない。

✅ 日枝氏は人事権を駆使して絶対服従の体制を築き、役員は日枝氏に気に入られることが昇進の条件となっている。

✅ 日枝氏は、お金、情報、人脈を駆使した「上納」制度を確立し、政治家とのつながりなど社内外の情報を得ることで権力を維持している。

さらに読む ⇒Infoseekインフォシーク - 楽天が運営するニュースサイト出典/画像元: https://news.infoseek.co.jp/article/president_91240/

組織内部の構造的な問題が露呈し、経営の透明性が損なわれた状況は、非常に残念です。

長期支配による弊害は、見過ごせない問題ですね。

日枝氏は、1988年に社長に就任し、1992年には創業者一族を追放して経営権を掌握しました。

彼の経営は、日本の企業社会における能力主義の台頭を象徴する出来事として評価されています

しかし、彼の長期にわたる権力掌握は、組織内部に問題も生み出しました。

政治家や芸能人の子供などが採用される「コネ入社」は、採用の公平性への疑問を招き、社員のモチベーション低下や視聴者の不信感につながりました。

また、会長退任後も名誉会長や取締役相談役として意思決定に関与し続け、「院政」と揶揄される状況が経営の透明性を損ね、新しい試みを阻害する要因ともなりました。

長期支配は、イエスマンばかりの組織構造や監視機能の低下を招き、変革を遅らせるという負の側面も露呈しました。

コネ入社とか、院政とか… 組織って、大きくなるとそういうこと、あるよね。公平性とか透明性って、ほんと大事だよねぇ。

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フジテレビ黄金期を築いた日枝久氏。高視聴率の功績と、その裏で浮上した企業倫理の問題。改革の行方と、成功の秘訣を探る。