日本の災害史を振り返る：過去の教訓と未来への備え？激甚化する自然災害と、私たちが学ぶべき教訓

それでは、まず過去の災害を振り返り、そこから何を学び、将来に活かせるのか、見ていきましょう。

激動の始まり：20世紀の災害と教訓

1923年の関東大震災は、都市インフラの脆弱性を露呈し、火災の延焼、避難場所の不足など、多くの課題を浮き彫りにしました。

その後の防災対策の礎となりました。

関東大震災 学ぶべき教訓：朝日新聞

公開日:2025/01/28

✅ 1923年の関東大震災では、地震による建物の倒壊、火災、津波、地盤の液状化など複合的な被害が発生し、多数の犠牲者が出た。

✅ 特に火災は広範囲に及び、強風の影響で拡大し、避難場所を奪い多くの死者を出した。また、津波は静岡県沿岸などで最大12メートルの高さに達し、集落の流出を引き起こした。

✅ 現代の都市直下型地震に備えるためには、当時の被害状況を参考に、建物の耐震対策や火災対策、避難経路の確保などを考慮する必要がある。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル：朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: http://www.asahi.com/special/saigaishi/1923shinsai/

関東大震災の被害、本当に恐ろしいですね。

火災や津波の脅威、そして避難場所の確保の重要性を改めて認識しました。

20世紀の日本では、初期から様々な自然災害に見舞われました。

1923年の大正関東地震＆津波は関東地方に甚大な被害をもたらし、1933年の昭和三陸地震＆大津波も大きな爪痕を残しました。

1934年の室戸台風は強烈な風雨で知られています。

1940年代に入ると、戦中・戦後の混乱の中で、1943年の鳥取地震、1945年の枕崎台風、三河地震、昭和東南海地震＆津波、1948年の福井地震、1947年のカスリーン台風など、多数の災害が頻発しました。

1950年代には、1952年の十勝沖地震＆津波、1954年の洞爺丸台風、1959年の伊勢湾台風が、それぞれ大きな被害をもたらしました。

この時期の災害は、日本の脆弱性を示し、災害対策の必要性を浮き彫りにしました。

なるほど、過去の災害から学ぶことは多いですね。特に、都市部における火災対策や避難経路の確保は、現代の都市計画においても重要な課題ですな！

活発化する火山活動と地球規模の変化：1960年代～1980年代

1986年の伊豆大島噴火では、全島民避難という大規模な事態となりました。

火山活動の活発化、噴火予測の難しさ、避難体制の重要性を再認識させられましたね。

東京】伊豆大島・三原山噴火は30〜40年周期、次の噴火は数年内！？（2018/11/29）

公開日:2018/12/03

✅ 伊豆大島では、2018年11月29日にNHKの記事で噴火の可能性が示唆され、近海での地震活動の活発化と過去の噴火履歴から警戒が必要とされています。

✅ 1986年の全島民避難を伴う大規模噴火以降、地震活動の活発化や島全体の膨張傾向が見られ、環太平洋火山帯の活性化も相まって、次の噴火への準備が進んでいると推測されています。

✅ 伊豆大島の噴火は30〜40年周期とも言われ、過去の大規模噴火からの経過年数や、近年の地震の規模と回数の増加、周辺の地殻構造などを考慮すると、今後の噴火が東京を含む関東地方に与える影響に注意が必要です。

さらに読む ⇒ITOITO-STYLE（いといとスタイル）出典/画像元: https://itoito.style/article/5122

伊豆大島の噴火、今でも記憶に新しいです。

噴火予測の難しさ、そして、避難することの大切さを学びました。

1960年代から1980年代にかけては、地震と火山活動が活発化しました。

1960年代には、1964年の新潟地震、1968年の十勝沖地震＆津波が発生し、その後の防災対策に影響を与えました。

1970年代には、1977年の有珠山噴火、1978年の宮城県沖地震、伊豆大島近海地震、1974年の伊豆半島沖地震など、地震と火山噴火が相次ぎました。

1980年代には、1983年の日本海中部地震＆大津波、1984年の長野県西部地震、1986年の伊豆大島噴火が発生。

この時期には、日本列島の地質的特性と、地球温暖化による環境変化が複合的に影響し、災害の頻度と規模が増加傾向にありました。

1986年の伊豆大島噴火では、火山活動に対する警戒体制の重要性が改めて認識されました。

そっすねー、1986年の伊豆大島噴火は記憶に残ってるわ〜。避難の判断とか、難しい問題もあったけど、教訓として活かさないとね。