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農林中金巨額赤字と米価高騰問題?JA・農業の将来を徹底解説!農林中金、巨額赤字でJAへの影響は?米価高騰の裏側を探る

農林中金の巨額赤字、米価問題、JA改革…日本の農業を揺るがす問題が目白押し!外債運用失敗による損失、コメ価格への議論、JA全中の発言。食料安全保障、農家の経営、消費者の声…複雑に絡み合う課題を徹底解説。JAの未来、農業の持続可能性を問いかける、見逃せない情報が満載。

農林中金巨額赤字と米価高騰問題?JA・農業の将来を徹底解説!農林中金、巨額赤字でJAへの影響は?米価高騰の裏側を探る

📘 この記事で分かる事!

💡 農林中金が巨額赤字を計上。債券投資の失敗が原因で、JAへの配当が見送られる。

💡 JAの組織改革と農業政策への影響。農協のあり方が問われ、自由化が進む。

💡 米価格高騰を巡る議論。消費者、農家、政府の複雑な立場。JAの役割とは?

それでは、まず農林中金の巨額赤字問題から見ていきましょう。

この問題は、日本の農業全体に大きな影響を与える可能性があります。

農林中金の巨額赤字と農業の将来

農林中金の巨額赤字、その原因は?

外債運用による損失

農林中金の巨額赤字は、債券投資の失敗によるもので、JAの経営にも影響を与えています。

政府の動向にも注目です。

農林中金:農林中金、外債頼みアダ米金利高止まり響き赤字.兆円

公開日:2024/07/25

農林中金:農林中金、外債頼みアダ米金利高止まり響き赤字.兆円

✅ 農林中央金庫(農林中金)は、資金運用の失敗により、2025年3月期の最終赤字が1.5兆円規模に拡大する見込みとなった。

✅ この赤字拡大は、農林中金が債券などへの投資で大きな損失を出したことが原因であり、農林中金に出資する農業協同組合(JA)の課題も背景にある。

✅ 農林中金は、JAなどから集めた預金を基に運用を行っており、その運用益をJAなどに配当してきた。しかし、今回の赤字により、JAへの配当が今年度は見送られることになった。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240725/ddm/008/020/103000c

今回の巨額赤字は、農林中金の運用戦略のリスクを示唆しています。

JAの資金運用に対する透明性も課題です。

農林中央金庫(農林中金)は、JAなどが出資する農業協同組合(JA)の金融機関であり、全国のJAから集めた資金を運用しています。

近年、米金利高止まりによる外債価格下落の影響で、農林中金は巨額の損失を計上し、2025年3月期の最終赤字は1兆5000億円規模に達する見通しです。

この赤字は、農林中金が外債に多額の資金を運用していたことが原因です。

農林中金は、JAから1兆2000億円の資本増強を受けますが、この資金調達の容易さから、農林中金の経営の透明性や健全性に疑問を持つ声も上がっています

農林中金は、戦前の「産業組合」の流れを汲む組織で、政府の支援を受けて設立されました。

戦後、農協は「農会」と「産業組合」を統合し、JAとして再編されました。

農協は、政府から政治的な支援を受け、農業政策を推進してきました。

また、農協は、金融事業、営農事業、共済事業など、多岐にわたる事業を手掛けることで、農業経済を支える重要な役割を担ってきました。

しかし、農林中金の巨額赤字は、JAの経営にも影響を及ぼす可能性があります。

農林中金の赤字は、JAからの出資金によって補填される可能性があり、JAの財務状況が悪化する可能性も懸念されています。

また、農林中金の経営不振は、農業政策に対する国民の不信感を高める可能性もあり、農業の将来に大きな影響を与える可能性があります。

ふむ、1.5兆円ですか…これは大問題ですね。農林中金がこんなに大きな損失を出すとは。JA全体に波及しないか、しっかり見ていく必要がありますね。

JAの組織改革と農業政策への影響

農協の監査権は誰が握ることに?

独立監査法人

全中の監査権限廃止は、農協の自律性を高める一方で、経営の透明性が課題となる可能性があります。

JAの組織改革は、農業の競争力強化を目指すものですが、農家の意見を聞くことが重要です。

2015年2月8日、政府と全国農業協同組合中央会(全中)は、全中がこれまで地域農協に対して独占的に有していた監査権を廃止することで合意しました。

この合意により、地域農協は監査を、新たに設立される全中から独立した監査法人か、従来の一般的な監査法人から選ぶことができるようになりました

また、全中は地域農協に対する指導権も失い、地域農協はより自由な活動が可能になります。

さらに、準会員の利用規制も見送られ、今後も非農家も農協の金融サービスを利用できるようになります。

これらの変化は、農協の組織運営や事業活動に大きな影響を与えるとともに、日本の農業政策にも影響を与えると予想されます。

ほんと、農協って古い体制のイメージがあったけど、変わろうとしてるんですね。でも、ちゃんと農家さんのためになるように変わってほしいもんだわ。

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