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「宇宙船地球号」とは?持続可能な社会への道を探る旅!(?)「宇宙船地球号」とウェルビーイング、持続可能な社会への考察

地球は宇宙船、資源は有限。1966年の「宇宙船地球号」概念は、持続可能な社会への警鐘。富山県の事例に見るように、ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)を高め、地球全体主義的な意識で、環境を守り、将来世代へつなげよう。資源の有効活用、環境負荷低減、コミュニティ間の共存…今こそ、未来のための行動を。

「宇宙船地球号」とは?持続可能な社会への道を探る旅!(?)「宇宙船地球号」とウェルビーイング、持続可能な社会への考察

📘 この記事で分かる事!

💡 「宇宙船地球号」とは、地球を有限な資源を持つ閉鎖空間と捉え、持続可能な利用を訴える考え方です。

💡 ウェルビーイングは、心身ともに良好な状態を指し、持続可能な社会の実現に不可欠な要素です。

💡 持続可能な社会は、環境問題だけでなく、貧困や格差など、様々な課題の解決を目指します。

それでは、まず「宇宙船地球号」という概念について、そして、そこから派生する様々な問題について、詳しく見ていきましょう。

宇宙船地球号の誕生と課題

「宇宙船地球号」とは何か?

有限な資源を持つ地球

この概念は、現代の環境問題や資源問題に通じる、非常に重要な問題提起ですね。

宇宙船地球号操縦マニュアル』
宇宙船地球号操縦マニュアル』

✅ 「宇宙船地球号」という概念を提唱したバックミンスター・フラーの著作「宇宙船地球号」は、1961年に書かれた、地球を宇宙から見た視点が初めて提示された古典的名著です。

✅ 本書では、地球の資源の有限性や、適切な資源利用について問題提起され、現在の環境問題と人類の未来について考察しています。

✅ フラーは、人類は地球の資源を消費するだけでなく、循環させる社会を創造し、太陽エネルギーを活用して環境をデザインしていく必要があると主張しており、本書は持続可能な未来に向けて、私たちが取るべき行動を促す力強いメッセージとなっています。

さらに読む ⇒生きる、を耕す。出典/画像元: https://greenz.jp/2006/12/06/376/

地球の有限性、資源の循環利用、そして将来世代への責任。

どれも現代社会が直面している課題ですね。

1966年、ケネス・E・ボールディングは講演で「宇宙船地球号」という概念を紹介しました。

地球の資源は有限であり、持続可能なシステムを開発しないと地球環境が破壊されるという警鐘でした

ボールディングは、地球を宇宙船に見立て、資源の枯渇、汚染、格差など、様々な問題点を指摘しました。

1969年には、バックミンスター・フラーが「宇宙船地球号マニュアル」を出版し、地球を精密機械として捉え、持続可能な方法で地球を操縦していくことを提唱しました。

これらの概念は、地球環境問題への意識を高め、1972年の国連人間環境会議開催にもつながりました。

しかし、地球の人口増加による資源消費の増加や環境破壊は深刻化し、持続可能なシステム構築は急務となっています。

なるほど、地球を宇宙船に見立てるというのは、非常に分かりやすい比喩ですね。資源の有限性や環境問題について、改めて考えさせられますね。

ウェルビーイングと持続可能な社会

地球は船、人類は乗組員。どうすれば全員が幸せに航海できる?

共同体のウェルビーイングを高めよう

富山県の事例は、ウェルビーイングを成長戦略の中心に据えている点が面白いですね。

取材】ウェルビーイングを成長戦略の中心に主観指標を重視した富山県の取組み(前編)
取材】ウェルビーイングを成長戦略の中心に主観指標を重視した富山県の取組み(前編)

✅ 富山県は人口減少と若い女性の転出超過という課題を抱え、持続可能性が危ぶまれている。この状況を打開するため、令和4年2月に「富山県成長戦略」を策定し、「ウェルビーイング」を成長戦略の中心に据えた。

✅ 成長戦略では、県民のウェルビーイング向上を図ることで、人材の出入りを活性化させ、地域活性化と経済成長を目指している。また、県民のウェルビーイングが向上することで、更なる好循環が生まれることを目指している。

✅ 富山県は「ウェルビーイング指標」を策定し、県民の意識調査を実施するなど、ウェルビーイングに関する取組みを積極的に進めている。この取組みは、企業や地域団体にも波及し、女性活躍推進やウェルビーイングに関する勉強会などが実施されている。

さらに読む ⇒サステナビリティ・コンパス出典/画像元: https://sustainability.dei.or.jp/well_being-management/917

ウェルビーイングが地域社会の活性化に繋がり、持続可能な社会を築くという考え方は、素晴らしいですね。

「宇宙船地球号」は、地球を航海する船と捉え、人類が共同体として共存か共滅かを迫られている状況を示す概念です。

この概念と深く関わる「ウェルビーイング」は、身体的・精神的・社会的良好な状態を指し、世の中でいう「しあわせ」に近いです。

個人がウェルビーイングな状態になることで、その状態が周りに伝播し、共同体全体のウェルビーイングを高めるという考え方が中心にあります。

富山の事例では、過去の大空襲からの復興過程で培われた「ウェルビーイング」な精神が、地域全体の成長戦略に活かされ、持続可能な社会の実現を目指しています

富山ってとこみたいに、過去の経験を活かして、ウェルビーイングを大事にしてるってのがいいね!

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地球は宇宙船!持続可能な社会へ。資源を大切に、未来へつなぐ。地球規模で考え、行動しよう!理解と共感、そして環境を守る行動が鍵。