黒潮大蛇行の影響とは？漁業や気候への影響と最新情報(？)黒潮大蛇行がもたらす、漁業、気候、生態系への影響

それでは、黒潮大蛇行が引き起こす様々な事象について、詳しく見ていきましょう。

黒潮大蛇行の発生と影響

黒潮大蛇行の長期化は、漁業だけでなく気候にも影響を与えている可能性があり、今後の研究が待たれます。

長期化する黒潮大蛇行過去最長年目に突入漁業や気候にも影響専門家「当面続く」：東京新聞デジタル

✅ 黒潮大蛇行が7年目に突入し、観測開始以来最長記録を更新しています。

✅ 黒潮大蛇行は、漁業に大きな影響を与えており、海藻の激減やカツオの不漁など、地域によって異なる影響が出ています。

✅ 黒潮大蛇行は、関東や東海地方の猛暑など気候にも影響を与えている可能性があり、その関係性が研究されています。

さらに読む ⇒東京新聞出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/271406

この黒潮大蛇行、もう7年も続いてるんですね。

海流の変化って、こんなにも長い間影響があるんですね。

黒潮は、日本の南岸を流れる世界有数の強い海流です。

2017年8月下旬から、紀伊半島から東海沖で大きく離岸して流れ、2005年8月以来12年ぶりに大蛇行となりました。

黒潮の大蛇行は、東海沖で大きく蛇行して流れる流路であり、潮岬での黒潮離岸と東海沖での最南下点が北緯32度より南に位置していることが判定基準となります。

黒潮は、日本の南から列島を沿うように流れる暖流で、その名前は海水の色が青黒く見えることからきています。

黒潮は台湾島から始まり、南西諸島沿いに北上し、東北沖で親潮とぶつかり、豊富なプランクトンがすむ潮目を形成することで世界有数の漁場をつくります。

しかし近年、黒潮は大蛇行と呼ばれる現象を起こしており、2018年から和歌山県沖で南に大きく迂回しています。

これは、海水温が低く、黒潮の流れる方向を変化させる冷水渦が原因と考えられています。

黒潮大蛇行は大問題だ。政府はもっと対策を講じるべきだ！漁業への影響は、経済にも直結する！

黒潮大蛇行がもたらす影響

イセエビが不漁って、ちょっと困りますね。

高級食材が手に入りづらくなるのは、痛い。

海の異変…終わらない゛黒潮大蛇行゛捕れないイセエビに地元大ピンチ海の温度が度上昇…もはや゛異変と呼べない゛のか

✅ 和歌山県で高級食材のイセエビが記録的な不漁に見舞われている。これは、黒潮の大蛇行による影響が考えられており、イセエビの幼生が減少し、海水温の上昇による磯焼けが進行しているためである。

✅ 黒潮の大蛇行は、5 年半と観測史上最長となっており、地球温暖化の影響も指摘されている。温暖化により海水温が上昇し、黒潮の大蛇行が長期化することで海洋環境が悪化している。

✅ 黒潮の大蛇行は、イセエビ漁だけでなく、海の生態系全体に影響を及ぼしており、今後の漁業や海洋環境への影響が懸念されている。

さらに読む ⇒関西テレビ放送カンテレ出典/画像元: https://www.ktv.jp/news/tsuiseki/230220/

黒潮大蛇行が長期化すると、色んなところに影響が出るんですね。

温暖化の影響も絡んでくるみたいですし。

黒潮大蛇行は、漁業だけでなく大雨や台風の発生にも影響を与えていると考えられており、今後もその影響に注意が必要です。

伊豆半島の磯根漁業に影響を与え、カジメの磯焼けやアワビの漁獲量減少を引き起こしています。

さらに、回遊魚の漁場が遠ざかり、カツオやマグロなどの漁獲量も減少しています。

静岡県では、黒潮が沿岸部に近づくことで、えさとなるプランクトンが減り、シラスの漁獲量が減少しています。

黒潮大蛇行は、2017年8月開始から7年10か月と過去最長期間に入り、観測史上最長の期間となっています。

近年は渦がちぎれて蛇行が小さくなっていますが、黒潮は依然として紀伊半島潮岬から離れた状態を維持しており、大蛇行は終わっていません。

黒潮大蛇行って、ほんま色んなもんに影響あんのね。漁業だけやのうて、気候とかにも影響与えとるっちゅうのは、ちょっと怖いね。