大阪・関西万博「大屋根リング」の行方：建設費高騰と再利用の課題？万博「大屋根リング」の建設費高騰と再利用の行方

さて、本日は大阪・関西万博の象徴である「大屋根リング」に焦点を当て、その建設費の問題や、閉幕後の再利用に関する課題について、詳しく見ていきましょう。

大阪・関西万博の大屋根リング：建設費高騰と再利用の課題

（間を置いて）大屋根リングの建設費高騰と、それに対する再利用の動きについてですね。

大屋根リング、閉幕後は再利用追加費用発生リスクも―大阪万博：時事ドットコム

公開日:2024/08/22

✅ 2025年大阪・関西万博の会場に建設中の「大屋根リング」は、当初は閉幕後に全て撤去する予定でしたが、無駄遣いとの批判を受け、建材としての再利用などが検討されています。

✅ リングの再利用を検討する背景には、建設費344億円に対し、無駄遣いとの指摘があったことが挙げられます。万博協会は再利用案を公募し、自然公園の道路や東日本大震災の復興施設への活用など13件を実現可能と判断しました。

✅ しかし、再利用には新たな費用負担が発生するリスクも存在します。再利用される木材は全体の2割程度で、多くの団体が無料での引き取りを希望しているため、解体費用が追加で必要になる可能性があります。万博協会は今後、木材の譲渡先を募集し、解体や再利用の議論を具体化していく予定です。

さらに読む ⇒時事ドットコム：時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024082100733&g=pol

建設費の高騰は残念ですが、再利用案が検討されているのは素晴らしいですね。

ただ、解体費用が問題になるのは、少し気がかりです。

2025年大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングは、世界最大の木造建築物として注目を集めています。

当初は国産丸太を2200本使用し、建築費は約104億円と試算されていましたが、実際にはフィンランド製の集成材が多く使用され、建築費は試算の3倍以上に膨れ上がりました。

また、木材の再利用については、貫穴やボルト、クギなどの使用により、使える木材が限られることが懸念されています。

さらに、仮設建築物として設計されているため、保存や移設には追加の補強が必要となり、実現へのハードルは高いと言えるでしょう。

万博協会は、閉幕後にリングを解体し木材を売却する方針ですが、再利用には課題も多く、今後の活用方法について慎重な検討が必要です。

ふむ、建設費3倍超えですか。高すぎるな。再利用は良いが、解体費用でさらに費用がかさむのは、事業としてはうまくないな。

大屋根リング再利用の説明会：具体的な事例紹介とリユース促進

（少し考えて）万博協会がリユース促進のために積極的に動いているのは良いですね。

説明会で様々な事例が紹介されているのも、参考になります。

大阪府木材連合会の大屋根リング再利用説明会で大屋根リングのリユース及び「ミャク市！」について説明しました

公開日:2025/02/13

✅ 2025年日本国際博覧会協会は、大阪府木材連合会主催の「大阪・関西万博大屋根リング　再利用に関しての説明会」に参加し、大屋根リングのリユースについて説明しました。

✅ 説明会では、大屋根リングの再利用事例や、協会によるリユース促進のための取り組み、施設・設備のリユース促進を目的とした「万博サーキュラーマーケット　ミャク市！」が紹介されました。

✅ 協会は、大屋根リングを含む大阪・関西万博における施設・設備のリユースに関する概要、方針、公募について説明し、リユースの促進を呼びかけました。

さらに読む ⇒　大阪・関西万博公式サイト出典/画像元: https://www.expo2025.or.jp/report/report-20250213-01/

説明会で具体的な事例が紹介され、リユース促進がPRされたのは素晴らしいですね。

多くの関係者が集まったというのも、期待の表れでしょうか。

2025年1月21日、大阪府木材連合会主催の「大阪・関西万博大屋根リング再利用に関しての説明会」に、公益社団法人２０２５年日本国際博覧会協会が参加しました。

説明会では、大屋根リングのリユースに関する概要、方針、公募内容に加え、「万博サーキュラーマーケットミャク市！」が紹介され、施設・設備のリユース促進がPRされました。

国、関係府県・市町村、関係団体等100名以上が参加し、大屋根リングの再利用に関する具体的な事例等が説明されました。

ほほう、リユースの説明会か。ミャク市！って、なんか面白いネーミングだね。再利用の輪を広げる良い試みだ。