Diamond Edge Logo Menu opener

近年の日本の夏の気候はどうなっている?異常気象と梅雨入り、温暖化の影響について解説?近年の夏の気候変動:異常気象、梅雨、温暖化、そして今後の対策

記録的な大雨と猛暑に見舞われた2019年と、梅雨の大雨と高温が特徴だった2023年の夏。地球温暖化の影響か、異常気象が頻発しています。2024年の梅雨入り・明けも平年と大きく異なり、気候変動の影響が顕著に。極端な天候への対策が急務です。気象庁の分析情報から、未来の天候に備えましょう。

近年の日本の夏の気候はどうなっている?異常気象と梅雨入り、温暖化の影響について解説?近年の夏の気候変動:異常気象、梅雨、温暖化、そして今後の対策

📘 この記事で分かる事!

💡 2019年の夏は、西日本で記録的な大雨、北日本と沖縄・奄美では厳しい暑さが特徴でした。

💡 令和5年の夏は、梅雨期の大雨と7月後半以降の顕著な高温が特徴で、異常気象が多発しました。

💡 令和6年の梅雨入りと梅雨明けは、平年と比べて大きくずれ、気候変動の影響が懸念されています。

それでは、近年の日本の夏の気候について、詳しく見ていきましょう。

まずは、2019年の夏の天候から振り返ります。

2019年の夏:地域差が顕著な天候

2019年の夏、日本の天候はどうでしたか?

地域差が大きかった

今回は、2019年の夏の天候について解説していきます。

西日本では大雨による土砂災害の警戒が必要ですね。

西日本引き続き大雨警戒避難情報に注意気象予報士日直主任年月日
西日本引き続き大雨警戒避難情報に注意気象予報士日直主任年月日

✅ 西日本では九州を中心に大雨となっており、今後も同じような場所で雨が降り続く恐れがあります。特に九州では24時間の雨量が250ミリを超えている所があり、熊本県、大分県、鹿児島県の一部には土砂災害警戒情報が発表されています。

✅ 活発な雨雲が線状に並んで、同じような場所で数時間降り続くと土砂災害などの危険が高まります。

✅ 九州では24時間の雨量が250ミリを超えている所があり、土砂災害警戒情報が発表されています。これは「警戒レベル4・全員避難」に相当する情報です。自治体から発表される避難情報に注意し、危険が差し迫る前の早めの避難を心がけてください。

さらに読む ⇒日本気象協会出典/画像元: https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2019/06/30/5129.html

2019年の夏は、地域によって天候に大きな差がありましたね。

土砂災害警戒情報が出されるほどの雨量だった地域がある一方で、記録的な暑さに見舞われた地域もありました。

2019年の夏は地域によって天候に大きな差が見られました

西日本を中心に記録的な大雨に見舞われ、深刻な被害をもたらしました。

一方、北日本と沖縄・奄美では厳しい暑さが続きました。

西日本太平洋側の夏の降水量はかなり多く、東日本太平洋側と西日本日本海側の降水量も多くなっていました。

北日本と沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われる時期が多かったため、夏の気温は高くなりました。

特に、東日本では7月末から8月前半にかけて太平洋高気圧に覆われて晴れて厳しい暑さが続きました。

沖縄・奄美では、梅雨前線や台風、湿った空気の影響を受けやすく、夏の降水量はかなり多く、日照時間はかなり少なくなっていました。

なるほど、2019年の夏は、地域によってずいぶんと天候が違ったんですね。企業としても、こうした気候変動リスクを考慮した事業戦略が必要になってきますね。

令和5年の夏:異常気象の発生

令和5年の夏はどんな特徴がありましたか?

大雨と高温でした

異常気象が増加しているという事ですが、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

そしてその原因は何なのでしょうか。

異常気象とは?種類や原因、具体例、地球温暖化との関係性を解説:朝日新聞
異常気象とは?種類や原因、具体例、地球温暖化との関係性を解説:朝日新聞

✅ この記事では、異常気象とは何か、その増加傾向と原因、地球温暖化との関係性について解説しています。

✅ 具体的には、異常気象の定義、過去数十年の異常気象の増加データ、世界および日本で発生した異常気象の具体的な例を紹介しています。

✅ また、異常気象が人々の生活に大きな影響を与えていること、持続可能な開発目標(SDGs)において気候変動対策が重要であることを強調しています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/sdgs/article/15335483

令和5年の夏は、梅雨期の大雨と7月後半以降の高温が印象的でした。

異常気象による影響は、私たちの生活に直結しますね。

SDGsの気候変動対策を意識していく必要があります。

令和5年の夏は、梅雨期の大雨と7月後半以降の顕著な高温が特徴でした。

梅雨期の大雨は、日本付近への暖かく湿った空気の流入による梅雨前線の活発化が要因と考えられます。

特に6月初めの線状降水帯は、台風第2号の影響で、6月末以降の線状降水帯は、太平洋高気圧の強まりが影響したと考えられます。

7月後半の顕著な高温は、太平洋高気圧の張り出しが記録的に強まったことが主要因と考えられます。

これは、フィリピン付近での積雲対流活動の活発化による亜熱帯ジェット気流の北偏と、太平洋高気圧の張り出しが複合的に作用した結果です。

8月前半の日本海側を中心とした記録的な高温は、南寄りの暖かく湿った空気の流入とフェーン現象の影響が複合的に作用した結果と考えられます。

これらの異常気象は、地球温暖化の影響も無視できないと考えています

異常気象ってのは、地球温暖化と密接に関係しとるんだよね。ニュースキャスター時代も、色んな異常気象を見てきたけど、ホンマに深刻な問題やと思うわ。みんなで対策せんと、大変なことになるよ。

次のページを読む ⇒

令和6年の梅雨入り・梅雨明け情報!平年とのズレは?気候変動の影響を解説。異常気象への対策も重要。