Diamond Edge Logo Menu opener

企業の社会的責任(CSR)としてのメセナ活動とは?目的や事例を解説?企業と文化芸術の繋がり:メセナ活動の現在

古代ローマから続くメセナ。企業が文化芸術を支援し、社会を豊かにする活動です。バブル期を経て、CSR重視の現代では、地域密着型や自社強みを活かした活動が活発化。企業イメージ向上、従業員モチベーションUPにも貢献します。花王、トヨタ、資生堂など、多くの企業が取り組むメセナは、企業と社会を結ぶ大切な架け橋です。

企業イメージとブランド価値向上におけるメセナ

企業のブランド価値向上に、メセナはどう役立つ?

社会的責任を果たし、イメージアップ

企業イメージ、ブランド・エクイティ、メセナ活動、フィランソロピー…、企業のブランド価値を高めるには、様々な要素が関係しているんですね。

企業イメージ経営~メセナとフィランソロピー
企業イメージ経営~メセナとフィランソロピー

✅ 企業ブランド価値を評価する指標として、企業イメージ、ブランド・エクイティ、メセナ活動、フィランソロピーの4つが挙げられます。

✅ 企業イメージはステークホルダーからの認識であり、時代変化や企業活動によって変動するため、定点観測や適切な対応が重要です。

✅ ブランド・エクイティは、ブランドロイヤルティ、ブランド認知、知覚品質、ブランド連想の4つの次元から構成され、ブランド価値を高めるための重要な要素となります。

さらに読む ⇒[マナミナ]まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン出典/画像元: https://manamina.valuesccg.com/articles/3079

ステークホルダー資本主義の台頭で、CSRが重視されるのは当然の流れですね。

メセナが企業の社会的責任を果たす有効な手段というのは、納得できます。

企業のブランド価値を高めるために、メセナが重要な役割を果たします。

企業イメージはステークホルダーによって異なり、時代とともに変化するため、企業はステークホルダーの期待に応える必要があります

ステークホルダー資本主義の台頭により、CSR重視の経営が求められており、メセナは企業の社会的責任を果たすための有効な手段となります。

企業のイメージって、大事よね!メセナみたいな活動をしてると、応援したくなるわ!

メセナ活動の現状と企業における認識

企業メセナはどんな効果があるの?

イメージ向上や従業員モチベーション向上

2024年度の調査結果によると、企業価値創造を目的としたメセナ活動が増えているんですね。

社員のウェルビーイング向上も目指せるというのは、素晴らしいですね。

年度「メセナ活動実態調査」結果発表
年度「メセナ活動実態調査」結果発表

✅ 2024年度のメセナ活動実態調査では、企業がメセナ活動に取り組む目的として、「社業との関連、企業価値創造のため」という回答が「芸術文化支援のため」と同数となり、企業価値創造に資するメセナ活動の重要性が増していることが明らかになりました。

✅ また、社員の参画・参加を呼びかけることで、社員のウェルビーイング向上や企業理念への理解促進などの成果が得られています。

✅ さらに、SNSを活用した情報発信により、メセナ活動の舞台裏やキュレーターによる解説動画などの配信を通して、活動への共感の輪を広げていることも特徴です。

さらに読む ⇒|プレスリリース・ニュースリリース配信サービス出典/画像元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000033738.html

調査結果から、メセナ活動が企業にとって、非常に重要な取り組みであることがわかりますね。

CSR関連部署が担当するケースが増えているのも、当然の流れでしょう。

メセナ活動は、企業にとって社会貢献活動だけでなく、企業イメージ向上や従業員モチベーション向上にもつながる有効な取り組みです。

企業メセナ協議会が行った実態調査では、2015年度に455社の企業が調査に応答し、地方で地場産業や地域の特性を生かした自主的なメセナ活動が展開されていることが明らかになりました。

また、メセナ活動を担当する部署は、以前は広報や総務部門が多かったですが、近年はCSR関連部署が増加しており、メセナ活動が企業の社会的責任として認識されていることがわかります。

メセナ活動ってのは、社員のモチベーションアップにも繋がるのか!素晴らしいね!うちの会社も、もっと積極的に取り組むべきだな、うん!

メセナ活動の具体的な事例

企業はどんなメセナ活動をしているの?

文化・芸術支援で社会貢献

資生堂の事例、非常に素晴らしいですね。

美の力を通して社会課題を解決するというのは、企業理念と合致していて、共感できます。

資生堂、がんサバイバーを支援する活動で「メセナアワード優秀賞」を受賞
資生堂、がんサバイバーを支援する活動で「メセナアワード優秀賞」を受賞

✅ 資生堂は、がんサバイバーを支援する活動「LAVENDER RING MAKEUP & PHOTOS WITH SMILES」で「メセナアワード 2021」優秀賞を受賞しました。

✅ この活動は、がんサバイバーが自分らしく生きていける社会を目指し、ヘアメイクとポートレート撮影を通して、社会復帰を後押ししています。

✅ 資生堂は、今後も「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」という企業使命のもと、美の力を通じて社会課題を解決し、サステナブルな世界の実現を目指します。

さらに読む ⇒資生堂企業情報出典/画像元: https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003242

花王、トヨタ、資生堂…本当に様々な企業がメセナ活動に取り組んでいるんですね。

それぞれの企業の得意分野を生かした活動というのは、面白いですね。

花王、トヨタ、資生堂など、多くの企業がメセナ活動に取り組んでいます。

花王は若手芸術家の育成支援、トヨタは市民向け芸術イベント支援、資生堂は現代美術や演劇、ダンスへの支援など、それぞれの企業が得意分野を生かしたメセナ活動を行っています

メセナは、企業と文化・芸術が連携することで、社会全体を豊かにする活動と言えるでしょう。

へえー、資生堂って、そんなことやってるんだ!すごいね!応援したくなるわー。

本日の記事では、メセナ活動の起源から、その多様な目的、そして具体的な事例までをご紹介しました。

企業と文化芸術の繋がり、今後も注目していきたいですね。

🚩 結論!

💡 メセナは、企業の社会的責任(CSR)の一環として、文化・芸術を支援する活動。

💡 企業は、文化・芸術の振興、地域社会への貢献、企業ブランド価値の向上などを目的に活動を展開。

💡 メセナ活動は、企業イメージ向上や従業員モチベーション向上にもつながる有効な取り組みです。