日枝久氏とは?フジテレビ支配の過去と現在、中居正広問題との関係とは?日枝久氏とフジテレビの歴史:中居正広問題から読み解く
フジテレビの黄金時代を築き、長きにわたりグループを支配してきた日枝久氏。幼き頃からのスカウティング経験、早稲田大学教育学部を経てフジテレビへ。労働組合書記長から社長就任、大胆な番組改革で成功を収める。しかし、中居正広氏のトラブルを巡り、経営陣の責任が問われる中、日枝氏の動向が注目されている。フジテレビ再生への道は、彼の勇退にかかっている。
💡 日枝久氏はフジテレビの社長や会長を歴任し、政財界に広い人脈を持つ。ライブドアとの買収劇を阻止し、現在も相談役として影響力を持つ。
💡 日枝氏はフジテレビ編成局長として「楽しくなければテレビじゃない」をスローガンに改革。人気番組を企画・制作し、社内を活性化させた。
💡 日枝氏はフジテレビの経営権を掌握し、黄金時代を築いた。中居正広氏の女性問題による騒動で、その影響力が問われている。
それでは、日枝久氏の生い立ちからフジテレビ入社、そしてその後の活躍について詳しく見ていきましょう。
日枝久の生い立ちとフジテレビ入社
日枝久氏はどんな道を歩んでフジテレビに入社した?
教員かジャーナリスト志望
日枝久氏の生い立ちやフジテレビ入社への経緯から、その後の活躍を追っていきます。

✅ フジテレビは、元タレント中居正広さんの女性トラブルに関する社員向け説明会を開催し、一部社員から日枝久相談役の辞任を求める声が上がった。
✅ 日枝氏は、フジテレビの社長や会長などを歴任し、政財界に幅広い人脈を持つ影響力を持つ人物として知られる。
✅ 彼は、フジテレビの買収を企てたライブドアとの攻防を阻止したことで社内での発言力を強め、現在もフジHDの相談役として経営陣に留まっている。
さらに読む ⇒中日新聞出典/画像元: https://www.chunichi.co.jp/article/1016140日枝氏が報道部時代に様々な事件や事故を取材した経験が、その後の経営手腕にどう影響したのか興味深いですね。
日枝久氏は、東京都府生まれで、幼少期からスカウティングを経験し、早稲田大学教育学部を卒業しました。
大学では教職課程を履修し、当初は教員かジャーナリストを志望していましたが、フジテレビの実習生募集がきっかけで、1961年に同社に入社しました。
報道部配属後、鶴見事故、ケネディ大統領暗殺事件、英国海外航空機空中分解事故などの取材に従事し、政治部記者時代には、テレビが国会の記者クラブに入れず、映放クラブに入っていたというエピソードがあります。
労働組合活動に熱心に取り組み、1966年にはフジテレビ労働組合を結成し、組合書記長に就任しましたが、組合活動により人事異動で不本意な部署に次々と飛ばされました。
なるほど、日枝氏の生い立ちからフジテレビ入社までの経緯は興味深いですね。報道記者としての経験が、その後の経営に活かされているのでしょうか。
フジテレビ編成局長としての改革
日枝久氏はフジテレビをどう変えた?
社内改革と人気番組制作
日枝氏の編成局長としての改革と、現在の問題との関連性を見ていきましょう。

✅ フジテレビの元タレント中居正広氏に対する女性トラブル対応が批判された問題で、日枝久前取締役相談役は、1月の社員説明会で港浩一社長(当時)の対応を批判していたことが明らかになった。
✅ 日枝氏はメディアでありながら取材を制限した判断を批判し、港社長に対して「よくやった」とは言っていないと報告書に記されている。
✅ 第三者委員会は、日枝氏が長年にわたり経営の中枢にいて強い影響力を持つ存在であったと指摘し、その影響は組織風土にも及んでいたと結論付けている。
さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/66ac46853af600bf2c566a603c123c79884c369d日枝氏が「楽しくなければテレビじゃない」を掲げた改革は、当時のフジテレビに大きな変化をもたらしたんですね。
その影響力は今も続いているのでしょうか。
日枝久氏は、1980年にフジテレビ編成局長に就任し、「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズを打ち出し、社内改革を行いました。
視聴率表の貼り出しや、制作部門のプロダクション化などの合理化を廃止し、社内を明るく、楽しくしようとしました。
また、番組編成においても手腕を発揮し、『スター千一夜』の終了や、『なるほど!ザ・ワールド』など、人気番組の企画・制作に携わりました。
さらに、1982年には「ニューテレビ宣言」を提言するなど、フジテレビの編成を牽引しました。
日枝さんの「楽しくなければテレビじゃない」ってキャッチフレーズ、懐かしいわね。あの頃のフジテレビ、確かに面白かったもんね!
次のページを読む ⇒
フジテレビ、クーデターで支配権を確立!日枝久氏率いる労働組合が黄金時代を築く。中居正広氏トラブル勃発、帝王・日枝氏の動向に注目。再生への道は?