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山火事、地球温暖化、気候変動が引き起こす各地での大規模山火事とは?世界各地で多発する山火事の現状と、その背景にある気候変動の影響。

世界中で猛威を振るう山火事。温暖化による気温上昇と乾燥化、落雷の増加、森林破壊がその原因です。過去20年で森林焼失面積は3倍に。CO2排出を加速させ、地球温暖化を悪化させる悪循環。北極圏での落雷増加など、気候変動の影響は深刻。大規模化する山火事の脅威から、地球を守るための対策が急務です。

山火事、地球温暖化、気候変動が引き起こす各地での大規模山火事とは?世界各地で多発する山火事の現状と、その背景にある気候変動の影響。

📘 この記事で分かる事!

💡 近年、世界各地で山火事が多発し、その規模も拡大傾向にあります。気候変動による乾燥化や気温上昇が主な原因です。

💡 北極圏の山火事増加は、温暖化による雪や海氷の減少、地表の太陽光吸収量の増加、そして乾燥化につながっています。

💡 山火事はCO2排出を増加させ、温暖化を加速させる悪循環を生み出します。世界規模での対策が急務です。

それでは、まず山火事の現状と、その原因について見ていきましょう。

山火事の増加と気候変動

山火事増加の深刻な要因は?

気候変動と人為的要因

Chapter-1では、北極圏での山火事の増加と、その原因について解説しました。

前例のない異常事態」:北極圏の火災

公開日:2024/07/21

前例のない異常事態」:北極圏の火災

✅ 2019年の夏、北極圏で発生した火災は、発生件数と焼失面積が過去最大規模に達し、専門家から「前例のない異常事態」と評されています。この異常な火災は、気候変動による北極圏の温暖化が主な原因です。温暖化によって雪や海氷が減少し、地表の太陽光吸収量が増加し、乾燥が進み、さらに火災が起きやすい温度条件が生まれています。

✅ 北極圏の火災は、泥炭地にまで燃え広がることが多く、通常の森林火災に比べて燃焼時間が長く、二酸化炭素の排出量も多くなります。泥炭は大量の炭素を貯蔵しており、燃焼によってその炭素が二酸化炭素として大気中に放出され、地球温暖化を加速させるだけでなく、永久凍土の融解を引き起こす可能性もあります。

✅ 北極圏の火災は、人里離れた地域での発生が多く、消火活動が困難なことから、広範囲にわたって燃え広がることがあります。そのため、火災の拡大防止や被害軽減のための取り組みが重要です。具体的には、火災発生の予測や監視システムの強化、消火活動の効率化、泥炭火災の抑制技術の開発など、様々な対策が検討されています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://globalnewsview.org/archives/10658

北極圏での大規模な山火事は、地球温暖化の深刻さを改めて認識させられますね。

泥炭地の燃焼による二酸化炭素排出量も問題ですね。

近年、世界各地で山火事が増加し、その規模も拡大しています。

気候変動による気温上昇と乾燥化が主な要因ですが、人為的な原因も無視できません。

特に、落雷による山火事は、温暖化の影響で増加しており、深刻な問題となっています。

北極圏では、過去10年間で夏季の落雷発生数が3倍、通年の発生数が8倍以上になっています。

山火事は、CO2排出を増加させ、温暖化を加速させる悪循環を生み出すため、地球規模での対策が急務です。

地球温暖化による北極圏の異常事態か。消火活動の困難さも考えると、事態は深刻だな。予測・監視システムの強化が重要だな。

山火事の拡大と原因

森林焼失、20年前比でどのくらい増加?

3倍近く

Chapter-2では、山火事の拡大と、その原因について深掘りしていきます。

地球温暖化で世界的に山火事が多発森林火事リスクは年までに増か(年月日)
地球温暖化で世界的に山火事が多発森林火事リスクは年までに増か(年月日)

✅ 2023年3月に発生した岩手県大船渡市の山火事は、極端な乾燥と強風、そして燃えやすい燃料の蓄積が重なり、平成以降で国内最大規模となりました。火災は市面積の約10%を焼失し、1人の死亡者も出しました。

✅ 樹冠火と呼ばれる、高い木まで燃え上がる山火事が発生し、その燃焼の激しさから、隣の木への燃え移りや飛び火が激しくなりました。また、リアス式海岸特有の急斜面は、火が燃え広がる速度を速める要因となり、さらに火勢を強める結果となりました。

✅ 地球温暖化による気温上昇は、世界各地で乾燥と強風の発生頻度を高め、山火事の発生と拡大のリスクを増大させています。近年、世界中で発生する大規模森林火災は、地球温暖化の影響が大きく、その対策が急務となっています。

さらに読む ⇒ニュース出典/画像元: https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0317/wth_250317_5691478489.html

国内でも大規模な山火事が起きていたんですね。

乾燥と強風、燃えやすい燃料の蓄積が重なった結果とのこと。

気候変動の影響は深刻です。

2023年の世界の森林焼失面積は20年前の3倍近くに達しました。

アメリカ・ロサンゼルスや南米アマゾン流域など、各地で発生した大規模火災は、極端な乾燥や強風と燃料となる乾燥した植生が重なった結果と考えられています

山火事の発火原因は、人為的なものと自然発火のものがあります。

北米以外では人為的なものがほとんどですが、北米では落雷が主な原因です。

地球温暖化による雷の増加も、山火事発生の一因と考えられます。

降雪の減少も乾燥化を促進し、山火事リスクを高める要因となっています。

雪解けが早まったり初雪が遅れることで、積雪期間が短くなり、乾燥状態が長引くため、火災発生のリスクが高まります。

20年前の3倍近くって…やばいべ!地球温暖化、マジで深刻。乾燥した植生が燃えやすいって、そりゃ火も燃え広がるわな。

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地球温暖化が山火事を加速!気温上昇、乾燥、生態系の乱れが原因。世界各地で大規模化し、被害拡大。気候変動との悪循環を食い止めろ!