日産とホンダ、三菱自動車が組む！？３社が描く未来戦略とは？自動車業界を揺るがす、電動化と知能化への戦略的パートナーシップ

✅ 日産自動車と本田技研工業は、電動化や知能化など自動車業界の変革に対応するため、戦略的なパートナーシップの検討を開始することを発表しました。

✅ 両社の強みを活かし、車載ソフトウェアプラットフォーム、バッテリーEVのコアコンポーネント、商品の相互補完など、幅広い分野での協業を検討していきます。

✅ 両社は、今回のパートナーシップにより、環境対応技術やソフトウェア開発などの領域を強化し、カーボンニュートラルや交通事故ゼロ社会の実現に貢献していくことを目指しています。

✅ 本稿は、2025年2月27日に開催されたセミナー「Season3中西孝樹の自動車・モビリティ産業インサイトvol.3 カーボンニュートラルモビリティ社会に向けたxEVの役割とHondaの電動化技術進化」の講演内容の全文書き起こしです。

✅ ホンダは、2050年までにカーボンニュートラルの実現と交通事故死者ゼロという目標を掲げ、電動化・知能化を軸にした技術研究や取り組みを進めています。

✅ 電動化については、四輪事業でEV・FCEV販売比率を2040年にグローバルで100%とする目標を掲げ、バッテリーを中心としたEVの包括的バリューチェーンの構築に取り組んでいます。また、ハイブリッド車に対する期待も高く、ホンダは1999年から25年の歴史を持つ電動車のグローバル展開を通じて、EV・FCEV100%に向けて重要な架け橋を担っています。

✅ ホンダと日産は、次世代ソフトウェア定義車両（SDV）プラットフォーム領域における基礎的要素技術の共同研究契約を結び、三菱自動車も参画することで、知能化・電動化による競争激化に対応する。

✅ 両社はSDV開発に力を入れており、バッテリー、電動駆動装置「イーアクスル」など、EVのキーコンポーネントの共通化も推進し、それぞれが独自に巨額投資している電動化・ソフト領域における投資効果を最大化し、サプライヤー統合などへの波及効果も期待される。

✅ テスラやBYDなど新興メーカーの台頭を背景に、従来の自動車メーカーは知能化・電動化への対応を迫られており、ホンダと日産の協業はトヨタグループとの2陣営による競争構造を鮮明にし、今後の自動車産業の変革に大きな影響を与えると予想される。

💡 日産、ホンダ、三菱自動車の3社が、電動化と知能化に向けた戦略的パートナーシップの検討を開始

💡 カーボンニュートラルや交通事故ゼロ社会の実現を目指し、各社の強みを活かした協業を推進

💡 3社の協業は、自動車業界の変革期における重要な動きであり、今後の展開が注目される