平野高志氏の『キーウで見たロシア・ウクライナ戦争』は、戦争の日常をリアルに伝える?ウクライナ戦争の現状と、人々の暮らし
ウクライナ戦争の真実と美しさを知る!現地在住ジャーナリストが描く戦争の日常と、豊かな文化、自然の写真集。希望と絶望が交差するウクライナの姿を、2冊で体感しよう!
💡 ロシアによるウクライナ侵攻の現状が分かる
💡 ウクライナの人々の日常生活が分かる
💡 戦争が人々の心に与える影響が分かる
それでは、最初の章に移りましょう。
戦争の現実と記録:平野高志氏の『キーウで見たロシア・ウクライナ戦争』
ウクライナ侵攻の日常を、どんな視点で描いた書籍?
戦争が日常に与える影響
平野高志さんは、ウクライナで長く生活されてきた経験に基づいて、戦争のリアルな姿を伝えているんですね。

✅ キーウではロシア軍が撤退した後、戦闘は限定的になり、日常生活が徐々に戻りつつある。戦争のリスクは残るものの学校や会社が再開し、飲食店も営業を再開した。しかし、未来への不安は残り、長期的な計画を立てるのは難しい状況が続いている。
✅ ウクライナでは、検閲によりテレビ番組は政府主導のものに限定されている。そのため、国民は自由な情報を得るためにYouTubeに注目しており、ユーチューバーたちが政治や文化を発信している。
✅ キーウでは空襲警報が頻繁に鳴り、国民は日常生活の中で警報に慣れ、冷静に対応するようになった。しかし、警報が鳴ると人々の行動は制限され、緊張感は常に存在している。
さらに読む ⇒ジェイビープレス|リアルな知性で世界に勝つ出典/画像元: https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/86704戦争が続く中で、日常生活が少しずつ戻りつつある様子が伺えますが、未来への不安は拭えない状況なのですね。
平野高志氏は、ウクライナの国営通信『ウクルインフォルム』日本語版編集者として、2008年から現地で生活し、ロシアのウクライナ侵攻から3年の日常を詳細に報告した書籍『キーウで見たロシア・ウクライナ戦争』を出版しました。
高校時代からウクライナに関心を持ち、現地で日本語教師として働いた後に現職に就いた彼は、ロシアの侵攻開始時には30本の原稿を配信するなど、積極的に情報を発信してきました。
本書では、戦争が隣り合わせの生活が、学校、会社、お店、国や地方自治体のサービス、外国への移動など、さまざまな角度から詳細に描かれており、戦争が日常に与える影響がリアルに伝わります。
一方で、住民たちの将来に対する不安や疲弊した心も描写され、戦争が人々の心に与える深い傷跡が浮き彫りになっています。
平野氏は、ロシアの行為が国際法に基づく秩序を乱す侵略犯罪であることを強調し、今日のウクライナが明日の東アジアになりうる可能性も示唆しています。
彼は、本書を通してこの戦争をきちんと伝え、見届けることの重要性を訴えています。
なるほど、戦争ってただ戦うだけじゃなく、日常生活にも大きな影響を与えるんだな。勉強になったわ.
写真集が伝えるウクライナの美しさ 自然、文化、そして人々の暮らし
ウクライナの魅力は?
自然、文化、人々
ウクライナの美しさを写真で紹介する写真集、これは素晴らしいですね。

✅ 「美しきウクライナ 愛しき人々・うるわしの文化・大いなる自然」は、ウクライナーによる写真集で、ウクライナの文化、人々、自然の美しさを紹介しています。
✅ 本書は、ウクライナ大使館への寄付を通じて、ウクライナ支援に役立ちます。
✅ ウクライナーは、ウクライナの文化や歴史を世界に発信することを目的とした団体で、WEBサイトやSNSを通じて情報発信を行っています。
さらに読む ⇒ゲットナビ「モノ・コト・暮らし」の深掘りレビュー&ニュース出典/画像元: https://getnavi.jp/capa/news/437062/写真集を通して、ウクライナの魅力が伝わってきます。
戦争で傷ついたウクライナですが、美しい文化と自然を持つ国であることを改めて認識しました。
日経ナショナルジオグラフィックから発売された写真集『美しきウクライナ愛しき人々・うるわしの文化・大いなる自然』は、ボランティア団体<ウクライナー>が2年半かけてウクライナ全土を2周し、自然や文化、人々の暮らしを記録した写真集です。
ウクライナ国営通信・ウクルインフォルム日本語版編集者で、ウクライナに通算15年在住の平野高志さんは、本書の日本語版監修を担当しました。
平野さんによると、ウクライナは緑豊かな自然と豊かな水をたたえた湖、中世の古城、伝統の祭りなど、ニュースで目にする灰色の町とは異なる魅力にあふれているそうです。
特に、ウクライナの原風景ともいえる広大な平原や黒土で作られる美味しい料理、カルパチア山脈の冬景色などに魅力を感じています。
また、ウクライナにはポーランド、リトアニア、ロシア、オスマンなど、さまざまな国に支配されてきた歴史があり、各地に独自の文化や建物が残されていることも魅力です。
写真集では、廃墟をリノベーションした文化施設や、若い世代が伝統文化を蘇らせる活動なども紹介されており、ウクライナの多様な魅力が伝わってきます。
平野さんは、南部・タウリヤ地方の小さな町にある「壁の刺繍」を見たいと考えており、戦争が終結し、安全が確保されれば、ぜひ訪れたいと考えています。
写真集でウクライナの美しさが伝わってくるとは、素晴らしい!戦争って破壊的なものってイメージだけど、こんなにも美しい文化や自然があるんだね!
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戦争下のウクライナ日常、その光と影。スーパーから空襲まで、リアルな記録が迫る。