Diamond Edge Logo Menu opener

シニア世代の体力向上!健康寿命を延ばすには?体力向上とは!!?

シニア世代の体力向上は健康寿命を延ばす鍵!心臓専門医が解説する、運動習慣の重要性と体力測定方法。6分間歩行距離や握力など、手軽にできる方法も紹介。心身ともに健康な生活を目指しましょう。

シニア世代の体力向上!健康寿命を延ばすには?体力向上とは!!?

📘 この記事で分かる事!

💡 シニア世代の体力向上は、健康寿命を延ばすために重要です。

💡 体力向上には、心臓と筋肉のトレーニングが不可欠です。

💡 体力は、6分間歩行距離や握力などで測定できます。

それでは、体力向上について詳しく見ていきましょう。

体力向上:シニア世代の課題

シニア世代の体力向上に重要な要素は?

VO2maxの向上

体力向上は、さまざまな要因によって左右されますね。

VO2MAX(最大酸素摂取量)を算出する
VO2MAX(最大酸素摂取量)を算出する

✅ VO2MAXは、運動能力の指標の一つで、体内に取り込まれる酸素の最大量を表し、日本語では「最大酸素摂取量」といいます。

✅ VO2MAXは、一般男性で40ml/kg/min程度、市民ランナーで50ml/kg/min程度、オリンピック選手で80~90ml/kg/min程度と、運動能力によって数値が異なります。

✅ マラソンでは、VO2MAXは選手の能力を数値化する重要な指標となります。

さらに読む ⇒VO2MAX(最大酸素摂取量)を算出する出典/画像元: https://jog.boo.jp/tool/kanzan/vo2max.html

VO2MAXは、年齢と共に低下していくものなのですね。

シニア世代において体力向上は重要な課題です。

体力とは運動耐容能であり、最大酸素摂取量(VO2max)で数値化されます

VO2maxは心臓、肺、ヘモグロビン、筋肉といった身体機能に依存しており、これらの機能の低下が体力の衰えに繋がります。

なるほど、体力って数値で測れるんですね!

体力向上のためのトレーニング

体力アップに何が重要?

心臓と筋肉鍛錬

心臓の強化は、体力向上に大きく貢献するんですね。

筋トレは心臓も強くする〜最新のエビデンスが明らかに
筋トレは心臓も強くする〜最新のエビデンスが明らかに

✅ 筋トレは心筋を強くし、心臓から送り出される血液量を増やす効果があることが、フリードリッヒ・アレキサンダー大学のScharfらによる研究で明らかになりました。

✅ 研究では、ト レーニン グを行ったグループでは、心筋の筋肉量が2.8%増加し、心拍出量は4.9%増加したことが示されました。

✅ この結果は、筋トレが心臓の筋肉を強化し、心臓のポンプ能力を高める効果があることを示唆しています。また、筋トレは心臓病後の心筋の強化にも役立ち、心臓病による死亡率の増加傾向が続いている現状において、重要な健康増進手段となり得ます。

さらに読む ⇒リハビリmemo出典/画像元: https://www.rehabilimemo.com/entry/2018/02/01/141752

筋トレは、心臓にも良い影響があるとは驚きです。

体力向上には、心臓と筋肉のトレーニングが不可欠です

WHOのガイドラインでは、週150-300分の中等度運動または75-150分の強度運動、週2回以上の筋力トレーニングを推奨しています。

筋トレって、ただ筋肉をつけるだけじゃないんだ!

体力を測る方法

手軽に体力測定するには?

6分間歩行距離と握力

6分間歩行テストは、手軽に体力測定できるんですね。

6分間の歩行テスト(6MWT)のメリットや評価する疾患とは?
6分間の歩行テスト(6MWT)のメリットや評価する疾患とは?

✅ 6分間歩行テスト (6MWT) は、簡便な運動負荷試験であり、運動耐容能を評価するために広く利用されています。このテストでは、30mの直線コースを6分間でできるだけ速く歩き、その歩行距離を測定します。

✅ 6MWT は、神経筋疾患、呼吸器疾患、心疾患などのさまざまな疾患において、患者の運動機能や生活の質 (QOL) を評価するために使用されています。また、リハビリテーションの有効性を評価し、治療の効果をモニタリングするためにも役立ちます。

✅ 6MWT のメリットには、簡便性、低コスト、患者の受け入れやすさなどがあります。しかし、測定方法や環境の差異によって結果が影響を受ける可能性があり、多施設間での比較は難しいというデメリットも存在します。

さらに読む ⇒歩行分析システム AYUMI EYE出典/画像元: https://www.ayumieye.com/6mwt/

6分間歩行テストは、様々な疾患の評価にも役立つんですね。

体力の測定方法には、病院でのCPX検査などがありますが、手軽にできる方法として、6分間歩行距離と握力が挙げられます。

6分間歩行距離は、最大酸素摂取量と相関関係があり、健康状態の指標として役立ちます

6分間歩行って、簡単そうだけど、結構キツそうだな。

体力の測定と健康寿命

地域での健康体操の効果は?

6分間歩行距離で判定

高齢者の体力低下は、深刻な問題ですね。

65歳以上の持久力、低下傾向 6分間歩行、10m前後短く
65歳以上の持久力、低下傾向 6分間歩行、10m前後短く

✅ 2022年度体力・運動能力調査の結果、65歳以上の高齢者の持久力が低下傾向にあることが明らかになりました。

✅ 具体的には、6分間で歩いた距離を示す「6分間歩行」の記録が、平均で約10メートル短くなっています。

✅ この結果は、新型コロナウイルス感染症の影響が考えられるとしており、高齢者の体力維持の重要性が改めて認識されています。

さらに読む ⇒静岡新聞DIGITAL Web出典/画像元: https://news.at-s.com/article/1332731

健康寿命を延ばすには、体力維持が大切ですね。

6分間歩行距離は、地域での健康体操の効果判定にも活用できます。

体力向上は、健康寿命を延ばし、心身ともに健康な生活を送るために重要な要素です

体力は、健康寿命を左右する重要な要素ですね。

専門家からのメッセージ

シニア世代が健康に過ごすために、最も重要なことは?

体力向上

心臓リハビリテーションは、心疾患患者の回復に役立つんですね。

北大阪ほうせんか病院
北大阪ほうせんか病院

✅ 北大阪ほうせんか病院は、2024年4月より「心臓リハビリテーション」を開始し、心疾患患者の回復期リハビリテーションを強化します。

✅ 心臓リハビリテーションは、運動療法、食事療法、禁煙指導など、患者様の生活習慣改善を促す総合的なプログラムです。

✅ 地域医療機関との連携強化を行い、心疾患患者の再発防止、再入院防止、そして患者様のQOL向上を目指します。

さらに読む ⇒クラウドファンディング - READYFOR(レディーフォー)出典/画像元: https://readyfor.jp/projects/housenka_seiwakai2024

心臓リハビリテーションは、患者さんのQOL向上にも繋がるんですね。

心臓リハビリに携わる経験豊富な循環器専門医の視点から、シニア世代の体力向上について解説しました。

日々の生活の中で、運動習慣を意識し、体力向上に取り組むことが大切です。

心臓リハビリテーションって、色々な取り組みがあるんですね。

体力向上は、健康寿命を延ばす上で非常に重要です。

🚩 結論!

💡 体力向上には、心臓と筋肉のトレーニングが大切です。

💡 体力は、6分間歩行距離や握力などで測定できます。

💡 体力向上は、健康寿命を延ばし、心身ともに健康な生活を送るために重要です。