岩手県大船渡市の山火事、なぜ鎮火せず被害拡大?山林火災発生から10日以上、延焼面積2900ヘクタール超え
岩手県大船渡市の山林火災、被害は拡大し鎮火の見通し立たず。延焼面積2900ヘクタール超え、住民避難も。原因は乾燥と強風に加え、人的要因も。消火活動難航、再発防止策が急務。
被害状況と今後の課題
岩手県大船渡市の山林火災、被害規模はどのくらい?
約2100ヘクタール焼失
平成以降最大の山林火事、その原因と対策について詳しく調べていきましょう。

✅ 岩手県大船渡市の山火事は、平成以降に発生した山火事の中で国内最大規模となっており、焼失面積は約2600ヘクタールに拡大しています。
✅ 山火事の消火活動が長引く要因は、リアス式海岸の傾斜地であることや強風・乾燥といった気象条件が重なっていることが挙げられます。
✅ 山火事の発生原因の多くは人為的なもので、たき火や枯れ草などを焼く火入れが原因となっています。特に2月から5月にかけて発生件数が多いことから、乾燥した時期には全国どこでも山火事が起こる可能性があるため、注意が必要です。
さらに読む ⇒東日本放送出典/画像元: https://www.khb-tv.co.jp/news/15654448山林火災は、気象条件だけでなく、人為的な要因も大きいんですね。
岩手県大船渡市で発生した山林火災は、平成以降最悪の被害規模で、東京ドーム約499個分に相当する約2100ヘクタールが焼失しました。
鎮火の見通しは立っていません。
原因は、乾燥注意報と強い風が吹いていた状況に加え、リアス式海岸特有の地形と落ち葉の乾燥が影響したと考えられます。
さらに、元消防士の武田充弘氏によると、ほとんどの山林火災は「人的要因」が原因で、特に「たき火」が問題視されています。
廃棄物処理法改正によりたき火やゴミ焼きは原則禁止となりましたが、「昔からの習慣」として、違法と知りながらも続けている人が少なくありません。
火の管理に自信があっても、火は予想以上に速く燃え広がるため、消火が遅れるケースが多く、消火作業は困難を極めます。
山林火災は消防車両が入りづらく、消防隊員が人力で消火する「人海戦術」を強いられるため、消火活動は危険を伴います。
2月26日から続いた山林火災は、10日午前10時に避難指示が全て解除されました。
火災は2900ヘクタールを焼く大規模なもので、住宅など210棟が被害を受け、そのうち171棟が全焼しました。
避難指示は最大で1896世帯4596人にまで及び、住民は避難所生活を余儀なくされていました。
避難指示の解除を受け、住民らは自宅に戻り始め、市内の3小中学校も再開しました。
しかし、家屋を失った住民も多く、住居の確保が急務となっています。
市は、適時適切な支援を行うとしています。
12日間の延焼で大きな被害を出した山林火災は、たき火などの人為的な可能性が高く、急峻な斜面が延焼を加速させたと考えられます。
専門家は、山林火災は各地で頻発しており、火の取り扱いに細心の注意が必要だと呼びかけています。
特に、たき火やタバコの吸い殻など、火種となる可能性のあるものには注意が必要で、強風や乾燥時には火を避けるべきだと強調しています。
あらー、山林火事って、たき火が原因になることが多いんだって。知らなかったわ。
今回の山林火災は、改めて災害への備えの重要性を認識させられます。
💡 山林火災は、乾燥した時期に発生しやすいので、注意が必要です。
💡 火災の原因は、たき火など人為的なものが多く、火の始末には十分注意が必要です。
💡 災害に備え、避難ルートや避難場所などを確認しておくことが大切です。