2025年春闘、賃上げは続く?34年ぶりの高水準!?2025年春闘の中間集計に見る、賃上げの現状と課題
33年ぶりの高水準賃上げを達成した2024年春闘を経て、連合は2025年春闘で更なる賃上げを目指す!中小企業の底上げ、ベア3%以上、定昇込み5%以上の賃上げを要求。デフレ脱却、物価高対策、そして日本経済への影響も。政労使一体で「あたりまえの賃上げ」を実現へ!
💡 2025年春闘の中間集計で5.46%の賃上げ。1991年以来の高水準
💡 中小企業でも賃上げが進むも、大手との格差是正が課題
💡 政府、企業、労働組合が連携し、持続的な賃上げを目指す
それでは、2025年春闘における賃上げの現状と課題について、詳しく見ていきましょう。
デフレ脱却への挑戦
連合が2024年春闘で目指した賃上げ目標は?
ベースアップ3%以上、定昇込み5%以上
デフレ脱却を目指し、2024年春闘から賃上げが本格化。
労使間の交渉が活発化しています。

✅ 2024年春闘は事実上スタートし、政労使は賃上げで協調姿勢を見せる一方、賃上げ幅や中小企業への波及など課題も多く、日銀も動向を注視している。
✅ 連合は5%以上の賃上げ目標を掲げ、ベア3%以上を目指す一方、経団連はベアだけでなく多様な選択肢を容認するなど、労使間で考え方に隔たりがある。
✅ 中小企業の賃上げは、価格転嫁による賃金上積みがカギとなり、政府も価格転嫁に関する指針をまとめたが、浸透度合いは不透明で、日銀は賃上げが中小企業にも波及することを見極め、金融政策を検討している。
さらに読む ⇒ビジネスジャーナル出典/画像元: https://biz-journal.jp/company/post_370469.html賃上げ幅や中小企業への波及など、課題は多いですが、デフレ脱却に向けて重要な一歩ですね。
1990年代初頭からの長きにわたるデフレからの脱却を目指し、連合は2020年からの春闘において、賃金水準の格差是正、働く人の底上げと底支えを重視した取り組みを展開してきました。
2023年春闘では「未来につながる転換点」として5%以上の賃上げを目標に掲げ、企業規模間、雇用形態間の格差是正、企業内最低賃金の引き上げを目指すなど、具体的な施策も打ち出しました。
この流れを受け、2024年春闘では、政府の賃上げ要請と円安を背景に、連合はベースアップ3%以上、定昇込みで5%以上の賃上げを目標としていました。
うーん、賃上げは大事だが、中小企業がどこまでついていけるか…そこがポイントだな。
2024年春闘の成果と課題
春闘、賃上げ5%超え達成!次なる課題は何?
中小企業の賃上げ格差是正
2024年春闘では、34年ぶりの高水準の賃上げが実現しました。
中小企業の動向に注目です。
公開日:2025/03/14

✅ 2025年春闘の第1次集計(3月14日時点)では、賃上げ率が5.46%となり、1991年以来34年ぶりの高水準となった。
✅ トヨタ自動車は5年連続の満額回答をし、他の大手企業も高水準の賃上げを実施。中小企業でも賃上げの流れはあるものの、連合が目指す大手と中小の格差是正には至っていない。
✅ 中小労組の賃上げ率は5.09%と改善傾向にあるものの、連合の目標(全体5%以上、中小6%以上)には届かず、今後の交渉の焦点は、中小企業の賃上げをいかに継続させるかにある。
さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02346/中小企業の賃上げが課題として残りましたが、大きな成果が出ましたね。
政府、企業、連合の連携が実を結んだと言えるでしょう。
2024年春闘は、33年ぶりに5%を超える高い賃上げ率を実現し、大きな転換点となりました。
結果として、平均1万5281円(賃上げ率5.10%)の賃上げを達成しました. これは、企業の積極的な賃上げ努力、政府の政策、そして連合の粘り強い交渉の結果と言えるでしょう。
しかし、課題も残っており、特に中小企業においては、賃上げ率が5%に届かないケースも散見されました。
この格差是正が、次の春闘の重要なテーマとなります。
まあ、高水準なのは良いけど、中小企業もちゃんと賃上げしてくれないと、経済全体が潤わんないからね!
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連合、2025年春闘で5%超の賃上げ目指す!中小企業支援も強化。34年ぶり高水準の賃上げ実現へ、デフレ脱却目指す。