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消費者態度指数(景気、消費)とは?変動要因や今後の見通しを解説!景気後退?消費者マインドの現状

日本の消費者の意識と行動を読み解く「消費動向調査」。景気判断の重要指標である消費者態度指数を分析し、今後の経済動向を予測します。家計の暮らし向き、収入、買い時感など、消費者の本音を探る!

消費者態度指数(景気、消費)とは?変動要因や今後の見通しを解説!景気後退?消費者マインドの現状

📘 この記事で分かる事!

💡 消費者態度指数は、消費者の今後の暮らし向きや収入、雇用環境などに対する見通しを数値化したものです。

💡 消費者態度指数は、景気動向指数の一部であり、景気の先行指標として今後の景気予測に用いられます。

💡 消費者マインドは、物価上昇や賃上げ、政策などの影響を受け、変化します。

本日は、日本の消費動向を把握する上で重要な指標である「消費者態度指数」について、詳しく解説していきます。

消費動向調査の概要

消費者意識や景気判断に役立つ調査って何?

消費動向調査。内閣府が実施。

調査の概要から、消費者の意識や耐久消費財の普及状況を把握できることが分かりますね。

消費動向調査表主要耐久消費財等の普及・保有状況年度次年度–年度列–複数値形式

公開日:2024/05/04

消費動向調査表主要耐久消費財等の普及・保有状況年度次年度–年度列–複数値形式

✅ 本データは、内閣府の「消費動向調査」を基に作成されたもので、主要耐久消費財等の普及・保有状況に関する年度次データです。

✅ 調査対象は全国の世帯から抽出された約8,400世帯で、世帯区分、世帯主の属性、収入階層、地域別など、様々な項目で分類されたデータが含まれています。

✅ 製品名は「消費動向調査_表5_主要耐久消費財等の普及・保有状況_年度次」で、2020年度から2023年度までのデータが収録され、価格は330円で販売されています。

さらに読む ⇒データ製作所データ製作所出典/画像元: https://data-seisaku.com/00100-cao-00100405-durables_hyo5-full-listm/

データは2020年から2023年までと、比較的新しい情報が収録されている点が魅力的ですね。

価格も手頃で、専門家だけでなく一般の方も利用しやすいですね。

日本において、消費者の意識や主要耐久消費財の保有状況を把握し、景気動向判断の基礎資料を得ることを目的とした「消費動向調査」は、内閣府が主管し、民間事業者に委託して実施される統計法に基づく一般統計調査です。

全国約5411万世帯を対象とし、5年に一度国勢調査基準に基づき調査対象市町村が改定されます。

三段抽出法を用いて約8400世帯を15か月間継続して調査します。

調査事項には、消費者の意識(今後の暮らし向きの見通し等)、物価の見通し、主要耐久消費財等の保有・買替え状況、世帯の状況が含まれます。

調査票は毎月と3月で異なり、郵送とオンラインを併用して調査が行われます。

調査の時期は毎月15日時点で、主要耐久消費財は3月末時点と年度中の期間を対象とします。

調査結果は月例経済報告や経済財政白書など様々な政府の公表物に活用され、研究論文にも利用されています。

2022年4月の消費者態度指数は、依然として低い水準に留まっています。

ふむ、消費動向調査か。企業経営において、消費者の動向を把握することは不可欠だ。このデータは、的確な経営判断を下すための重要な材料となるだろう。

消費者態度指数の特性と他国指標との比較

消費者態度指数、景気予測にどう役立つの?

景気の先行指数として、今後の景気を予測。

消費者態度指数は、消費者の期待を数値化したものであり、景気動向を測る上で重要な指標です。

国内外の指標を比較することで、より多角的な分析が可能になります。

グラフで見る消費者態度指数(二人以上の世帯、季節調整系列)消費者態度指数月次ベース【出所】内閣府消費動向調査消費者態度指数
グラフで見る消費者態度指数(二人以上の世帯、季節調整系列)消費者態度指数月次ベース【出所】内閣府消費動向調査消費者態度指数

✅ 2025年2月の消費者態度指数(二人以上の世帯、季節調整系列)は前月比0.3ポイント低下し、3ヶ月連続で悪化しました。

✅ 記事は、内閣府の消費者動向調査に基づいてGD Freak!が作成した消費者態度指数のデータを提供しています。

✅ データはExcel形式でダウンロード可能であり、無料会員登録をするとグラフをMyGDに登録できます。

さらに読む ⇒グラフで見る日本の人口と世帯人口推移出典/画像元: https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010010005050100001/1

消費者態度指数は、景気変動に連動して変動することが特徴的ですね。

過去の出来事との関連性を見ると、その影響力の大きさがよく分かります。

「消費動向調査」の主要な成果物の一つである消費者態度指数は、消費者の暮らし向き、収入、雇用環境、耐久消費財の買い時に関する半年間の見通しを数値化したものです

この指数は、景気拡大期には上昇し、景気後退期には低下するという循環的な動きをします。

過去には、阪神・淡路大震災や米国同時多発テロなどの出来事とも連動して指数が落ち込んだ例があります。

景気動向指数の一部であり、景気の先行指数として、今後の景気予測に用いられます。

また、アメリカにも同様の指標として、ミシガン大学消費者態度指数があり、1966年を100として指数化され、2022年4月は65.2でした。

この指数は、300〜500人を対象としたアンケート調査に基づいて発表されます。

あら、ミシガン大学の消費者態度指数なんてのもあるんだね。アメリカと日本で違う指標があるってことは、文化とか経済状況の違いも関係あるのかな?面白いね!

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消費者の未来を映す!消費者態度指数で景気を見通す。コロナ禍からの回復、改善傾向にある消費者マインドを分析。オンライン調査も開始。