テスラ販売不振の要因は？イーロン・マスクCEOとEV市場の課題（2025年）？テスラの販売台数と競合他社の台頭：2025年のEV市場。

それでは、テスラを取り巻く現状と今後の展望について、詳しく見ていきましょう。

2024年のテスラ：中国市場での好調と世界的な販売台数の推移

中国市場でのテスラの躍進について、詳細を見ていきましょう。

月の中国市場ではテスラ『モデル』と『モデル』がトップにランクイン

公開日:2021/06/15

✅ テスラの電気自動車モデルYと3が中国の5月の電気自動車販売ランキングでそれぞれ2位と3位を獲得し、中国市場での需要の高さを証明した。

✅ モデルYは12,728台、モデル3は9,208台を販売し、テスラは2モデルのみで中国で3番目に売れている自動車メーカーとなった。

✅ 中国市場では上汽通用五菱汽車の宏光Mini EVがトップセラーであり、中国メーカーも電気自動車市場で存在感を示している。

さらに読む ⇒ブログ出典/画像元: https://blog.evsmart.net/ev-news/tesla-model-y-and-3-ranked-second-and-third-in-china-in-may-2021/

テスラは中国市場で2モデルのみでトップ3入り。

販売促進策も功を奏していますね。

2024年のテスラは、年間販売台数178.92万台と10年ぶりのマイナス成長を記録しましたが、中国市場では過去最高の65.7万台を販売し、主力車種Model 3とModel Yが販売を牽引しました。

世界的に見ると、スーパーチャージャーの数は6.7万基を超え、世界ユーザー数は700万人を突破し、充電ネットワークは拡大を続けています。

中国市場では、5年間の無金利ローンや在庫車の割引などの販売促進策を展開し、2025年に向けて生産ラインの拡張と新モデルの投入で市場での優位性維持を目指していました。

素晴らしいですね！中国市場でのテスラの戦略は見事です。販売促進策の効果も大きいのでしょう。

2025年の販売低迷：世界的な販売不振の兆候

販売不振の兆候について、詳細を見ていきましょう。

中国・欧州・米国でテスラの販売台数が急落、販売不振の原因と今後の展望とは

公開日:2025/02/12

✅ テスラの2025年の世界販売台数は低迷しており、特に米国、欧州、中国で販売台数が減少している。

✅ カリフォルニア州ではテスラの販売台数減少が顕著で、EV市場全体の成長鈍化にもつながっている。ドイツやフランスでも販売台数が大幅に減少している。

✅ 中国市場でのテスラの販売台数減少には、競合車の増加、旧正月の影響、工場アップグレードなどが要因として挙げられる。また、欧州ではEV補助金の終了も販売に影響している。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://lowcarb.style/2025/02/12/tesla-sales-plummet-in-china-europe-and-the-us/

テスラの販売不振は、世界的なEV市場の成長鈍化と競合激化が影響しているように見えますね。

しかし、2025年には、その勢いに陰りが見え始めています。

特に、米国、欧州（ドイツ、フランス）、そしてテスラにとって重要な市場である中国で販売台数が低迷しています。

2024年の米国販売台数は前年比6%減少する見込みで、コックス・オートモーティブの予測では、テスラの米国EV販売シェアは2023年の55%から2024年には49.5%に低下すると予想されています。

欧州ではノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フランス、ドイツなど主要な電気自動車市場でシェアが低下し、ドイツでは60%、フランスでは63%の大幅な販売減となっています。

1月の欧州におけるテスラ車の登録台数は45%減少、英国では中国のBYDに登録台数で初めて下回る結果となりました。

中国でも販売台数は11.5%減少し、2月の卸売販売台数は2年半ぶりの低水準に落ち込んでいます。

2025年第1四半期のテスラの納車台数は2年以上ぶりに低水準に落ち込むと予測されており、Kalshiの予測では前年比7%減、前期比27%減と大幅な減少が見込まれています。

いやー、テスラも苦戦してるんだねぇ。補助金とか、色々事情があるんだろうけど。