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エリエール ブランドの価格改定が発表されたけど、なんで?値上げの理由は原油価格高騰と2024年問題とは!?

原油高騰・物流費上昇でエリエールが値上げ! ティッシュ、トイレットペーパーなど全品10%以上アップ。2024年問題、円安も影響し、家計への負担増が懸念される。

エリエール ブランドの価格改定が発表されたけど、なんで?値上げの理由は原油価格高騰と2024年問題とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 大王製紙がエリエールブランドの家庭用・業務用紙製品の価格を10%以上改定することを発表した。

💡 値上げの要因は、原燃料価格の高騰と物流費の上昇である。

💡 対象商品はティッシュ、トイレットペーパー、キッチンタオル、ペーパータオルなど、家庭用・業務用紙製品全品である。

それでは、今回の記事のポイントを紹介していきます。

大王製紙、エリエールブランド紙製品の価格改定を発表

エリエール製品はいつから値上がり?

4月1日納品分から

それでは、今回の値上げについて詳しく解説していきましょう。

エリエール」など値上げ 家庭・業務紙、10%以上 大王製紙(時事通信)
エリエール」など値上げ 家庭・業務紙、10%以上 大王製紙(時事通信)

✅ 記事は、関西~中部地域の予防的通行止めに対する不満、伊勢丹のバレンタインチョコのカビ汚染問題、祖父母と同居時の生活費についての意見、トヨタの新型軽セダン「ピクシス エポック」への反響、ディズニーランドへの車中泊の是非、といった話題を取り上げています。

✅ 経済記事では、農林水産省の備蓄米放出の理由、コメ価格急騰の原因となっている「米転がし」業者、日産の立て直し、大手企業の万年平社員の定年後の年金格差、銀行預金以外の資産運用についての記事が上位を占めています。

✅ アクセスランキングは、社会問題、消費情報、経済問題など幅広いテーマの記事が上位にランクインしており、人々の関心の高さを伺えます。

さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ca1b924e552bcba5c3c79afd03bf48cc20a7b4

最近のニュースでは、物価高騰に関する話題が多いですね。

大王製紙株式会社は、2024年4月1日納品分からエリエールブランドの家庭用・業務用紙製品の価格を10%以上改定することを発表しました。

これは、原燃料価格の高騰や物流費の上昇が要因で、コスト上昇分を吸収することが困難な状況となっているためです

対象商品はティシュー、トイレットペーパー、キッチンタオル、ペーパータオルなど、家庭用・業務用紙製品全品となります。

なるほど、原油価格高騰は経営に響くよね。でも、10%以上値上げって、かなり思い切った決断だな。

値上げの背景:原油価格高騰と2024年問題

大王製紙の値上げ理由は?

原燃料費高騰と物流費上昇

続いて、値上げの背景について詳しく見ていきましょう。

原油高・円安が促す物価上昇 ~2024年前半にまたがる値上げ圧力~
原油高・円安が促す物価上昇 ~2024年前半にまたがる値上げ圧力~

✅ 原油価格の高騰と円安が相まって、2023年11月以降の消費者物価、特にエネルギー価格が上昇し、2024年前半にかけても値上げ圧力が続く見込みです。

✅ 政府の物価対策延長によって、2023年12月末までは消費者物価の上昇を抑える効果が見込まれますが、2024年2月以降は、物価対策の効果が消失し、原油高の影響が顕著に表れると予想されます。

✅ 原油価格高騰の背景には円安があり、ガソリン価格の抑制に財政資金を使うことは、金融緩和の副作用を財政政策でカバーすることになり、適切な対策ではないと指摘されています。政府は、電気ガス価格とガソリン価格の対策を別々に検討する必要があるとされています。

さらに読む ⇒第一生命経済研究所TOPページ出典/画像元: https://www.dlri.co.jp/report/macro/279982.html

2024年問題の影響は、様々な業界で出ているんですね。

今回の値上げは、原燃料費の高止まりに加え、2024年問題による物流費上昇への対応として行われます

大王製紙は、円安による石炭などの価格高騰と、家庭紙の軽くてかさばる特性による物流費の負担増に苦しんでいます。

2024年問題に対応するため、パレット導入による機械化を進めていますが、投資負担も増加しています。

円安と原油価格高騰が重なると、企業は大変だな。でも、値上げは避けられない状況なのかもしれないね。

値上げの波紋:卸値と店頭価格への影響

トイレ紙、また値上げ!今回の値上げで価格はどのくらい?

代理店卸値が550円前後

それでは、今回の値上げが、他の商品や業界にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

店頭価格、大幅値上げ止まるも高止まりインテージ調査レポート

公開日:2023/04/25

店頭価格、大幅値上げ止まるも高止まりインテージ調査レポート

✅ 2023年3月時点で、食品は高騰が続いているものの、2020年比で値上げ幅は縮小傾向にある。ただし、キャノーラ油やサラダ油など食用油の高値は依然として続いている。小麦粉関連は値上がりは落ち着きを見せる一方で、値上げの影響でパンよりも米食が好まれる傾向が見られる。

✅ 日用雑貨では、紙製品を中心に値上げが顕著になっている。特にティッシュペーパー、トイレットペーパー、生理用品は、2020年比で1割以上値上がりしている。

✅ 2022年に大きな値上げが話題になった一方で、2023年に入ると値上げ幅は落ち着きを見せる商品も多い。しかし、ソースやケチャップなど、食品では値上げの影響が依然として続いている。また、日用雑貨では紙製品の値上がりが顕著で、今後さらなる値上げの可能性もある。

さらに読む ⇒Hoitto! ヘルスケアビジネス(ほいっとヘルスケアビジネス、運営:ヘルスケアワークスデザイン) - ヘルスケア情報サイト「Hoitto! ヘルスケアビジネス」(ヘルスケアワークスデザイン株式会社)出典/画像元: https://hoitto-hc.com/4623/

食品や日用雑貨の値上げは、私たちの生活にも大きな影響を与えますね。

今回の値上げは、2022年以降で3回目となります。

前回2023年1月の値上げでは、各社の追随により卸値が2割近く上がり、店頭価格にも影響が出ました。

今回の値上げが浸透すれば、パルプ製トイレ紙の代理店卸価格が550円前後になる見通しです

うちは、ティッシュペーパーとか、トイレットペーパー、いつもまとめ買いするから、値上げは痛手だわ。

業界への影響と今後の展望

大王製紙の値上げは業界全体に影響を与えるか?

可能性あり

次は、業界全体への影響と今後の展望について解説していきます。

トイレ紙など値上げ機運、家庭紙大手3社を追い込む物流2024年問題のコスト増
トイレ紙など値上げ機運、家庭紙大手3社を追い込む物流2024年問題のコスト増

✅ 大手家庭紙3社(大王製紙、日本製紙クレシア、王子ネピア)が、トイレットペーパーやペーパータオルなどの値上げの適否を検討している。

✅ 値上げの背景には、原燃料の高止まり、円安傾向、そして物流コスト上昇による将来的なコスト増などが挙げられる。

✅ 各社は過去の値上げで消費者の生活防衛意識が高まっていることを認識し、付加価値の高い製品の開発や物流改革への対応など、値上げ以外の対策も検討している。

さらに読む ⇒ニュースイッチ by 日刊工業新聞社出典/画像元: https://newswitch.jp/p/38899

他の製紙会社も値上げを検討しているんですね。

2024年問題は業界共通の課題であり、今回の値上げも各社が追随する可能性があります

大王製紙は今後も安心で高品質な製品を提供するために、引き続き努力を続けていくとしています。

今回の値上げは、業界全体で価格競争が激化するかもしれないね。

詳細:値上げの対象商品と幅広い影響

大王製紙、ティッシュ・トイレットペーパー値上げ!どのくらい?

10%以上

最後に、今回の値上げの詳細についてさらに詳しく見ていきましょう。

本日の材料と銘柄】大王製紙、ティッシュなどを10%引き上げ(フィスコ)
本日の材料と銘柄】大王製紙、ティッシュなどを10%引き上げ(フィスコ)

✅ 大王製紙は4月納品分からティッシュ紙やトイレ紙など家庭紙全品の出荷価格を10%以上引き上げると発表しました。

✅ 値上げの理由は物流費や人件費の上昇、円安進行による原燃料の高止まりに対応するためです。

✅ 今回の値上げは1年ぶりで、王子HD、日本製紙、三菱製紙、北越コーポなど他の製紙会社も同様の価格改定を行う可能性があります。

さらに読む ⇒Yahoo!ファイナンス - 株価・最新ニュース出典/画像元: https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/043897851255bf67051531a736c6fe9a6f71a7f4

業務用やタオル紙まで値上げするんですね。

大王製紙は、4月納品分からティッシュ紙やトイレ紙の出荷価格を10%以上引き上げると発表しました。

今回の値上げは、業務用やタオル紙を含む全品が対象となります

値上げの対象商品が幅広いから、影響も大きそうだね。

今回の記事では、大王製紙のエリエールブランドの価格改定について、その背景や今後の展望について解説しました。

🚩 結論!

💡 大王製紙は、原燃料価格の高騰と物流費の上昇を理由に、エリエールブランドの紙製品の価格を10%以上改定することを発表した。

💡 今回の値上げは、2024年問題による物流費上昇への対応も含まれている。

💡 業界全体で値上げが検討される可能性があり、今後の状況に注目が必要である。