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TOPIXのEPS:日本企業の稼ぐ力を示す指標は、本当に信頼できる?TOPIXのEPSとは!?

日本企業は過去最高益を更新!しかし、25年3月期は減益予想…円安・値上げ効果は続くのか?成長の鍵を握る3つのポイントとは?

TOPIXのEPS:日本企業の稼ぐ力を示す指標は、本当に信頼できる?TOPIXのEPSとは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 TOPIXのEPSは、日本企業全体の収益力を示す重要な指標の一つです。

💡 TOPIXのEPSは、マクロ経済の動向や企業の利益成長を把握する上でも役立ちます。

💡 TOPIXのEPSは、投資判断を行う上で重要な指標の一つです。

それでは、最初の章に入ります。

日本企業の業績:過去最高益から減益予想へ

国内企業、過去最高益更新!でも来年は?

2%減益見込み

トヨタ自動車の業績が好調な一方で、今後の見通しは不透明な点もみられます。

トヨタ自動車がホンダや日産よりも稼げるワケ 2024年3月期の純利益は初の゛4兆円突破゛へ

公開日:2024/02/20

トヨタ自動車がホンダや日産よりも稼げるワケ 2024年3月期の純利益は初の゛4兆円突破゛へ

✅ トヨタ自動車は2024年3月期の通期業績見通しで、当期純利益を従来比で5500億円引き上げ、純利益4兆円突破を初めて達成する見込みです。

✅ トヨタは新車価格の値上げや円安効果に加え、長年培ってきた「原価低減」によって利益を前期比3600億円分押し上げる計画です。

✅ 東海東京調査センターの杉浦誠司シニアアナリストの試算によると、23年3月期の1台当たり収益構造において、トヨタは8%の営業利益率を達成し、ホンダ(わずかに赤字)や日産(0.7%)を大きく上回る収益性を示しています。

さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/734890

トヨタ自動車の業績は素晴らしいですね。

しかし、サプライチェーン強化や資材高騰による費用増が課題となっています。

2024年3月期、国内上場企業は3期連続で過去最高益を記録し、純利益は前年比20%増の46兆8285億円となりました。

全体の65%の企業が損益改善を実現し、自動車・部品、機械、食品などの業種がけん引しました。

円安や値上げが業績を押し上げましたが、25年3月期は2%減益が見込まれ、トヨタ自動車の減益予想が大きな影響を与えています

トヨタはサプライチェーン強化や資材高騰による費用増が重荷となり、純利益は28%減の3兆5700億円を見込んでいます。

いやー、さすがトヨタだな。利益4兆円突破はすごい!

明るい材料と今後の展望

日本企業の未来は明るい?

円安や海外経済がカギ

円安の影響は、地域によって異なるんですね。

データで読み解く】円安×インバウンド消費の勝者を大解剖

公開日:2023/11/17

データで読み解く】円安×インバウンド消費の勝者を大解剖

✅ 円安は、日本を訪れる外国人にとっては絶好のチャンスとなり、インバウンド消費が急回復している。10月のインバウンド数は251万人と、コロナ前の水準を上回った。

✅ しかし、円安がすべての地域に恩恵をもたらしているわけではない。訪日外国人による消費額が地域によって大きく異なるため、インバウンド消費の恩恵は偏っている。

✅ 三井住友カードのクレジットカード決済データをもとに、インバウンド消費の実態を分析することで、円安が「干天の慈雨」となっている具体的な地域や消費パターンを明らかにする。

さらに読む ⇒NewsPicks | 経済を、もっとおもしろく。出典/画像元: https://newspicks.com/news/9192120/body/

インバウンド消費が回復しているのは、明るい材料ですね。

一方、生成AIの普及による半導体関連の需要拡大やインバウンド需要の回復など、明るい材料もあります。

今後の日本企業の業績は、円安動向、海外経済の動向、内需企業の成長が重要な鍵を握るでしょう

円安は、観光客には良いけど、物価高で困ってる人もいるよね。

TOPIXのEPS:日本企業全体の稼ぐ力を示す指標

TOPIXのEPSは日本企業全体の何を表している?

稼ぐ力

東証の市場区分再編は、今後の市場にどのような影響を与えるのでしょうか。

東証「プライム市場」は何社が妥当? TOPIXどうする? QUICK調査
東証「プライム市場」は何社が妥当? TOPIXどうする? QUICK調査

✅ 金融庁審議会は、現在の東証の5つの市場区分を3つに再編する方向で議論が進められています。新区分案は「スタンダード」「グロース」「プライム」で、「プライム」市場は選りすぐりの企業が集まることが予想され、注目されています。

✅ 市場構造見直しに伴い、東証1部銘柄全体の値動きを表すTOPIXの扱いも議論されています。審議会では、銘柄数を絞り込んだ新指数への移行が望ましいという意見が出ており、継続派とプライムを新ベンチマークとする派、そして複数のベンチマークを開発する派で意見が分かれています。

✅ 市場構造見直しは、上場企業の持続的な成長を促し、国民の資産形成に寄与することを目的としています。しかし、調査結果によると、見直しに対する肯定的な見方は13%にとどまり、否定的な見方やどちらともいえないという回答が大多数を占めています。市場関係者は、見直しの是非を冷静かつ慎重に検討しているようです。

さらに読む ⇒QUICK Money World|株式投資・マーケット・金融情報の総合サイト - 株価・記事・ニュース出典/画像元: https://moneyworld.jp/news/05_00020618_news

市場構造見直しは、賛否両論あるようですね。

2025年2月3日現在、JPX(日本取引所グループ)発表のTOPIXのEPS(1株当たり利益)は、2022年4月以降はプライム市場のEPSと会社数の推移を反映しています。

過去のデータは、2022年3月までは東証一部・総合のEPSと会社数の推移を掲載しています。

TOPIXのEPSは、日本企業全体の稼ぐ力を表し、市場全体の収益力や経済状況の健全性を把握する上で重要な指標です

EPSの上昇は、日本株市場全体への信頼感を高め投資資金の流入を後押しする可能性があります。

一方で、時価総額の大きい企業の影響を受けやすく、市場全体の影響を受けやすいという側面も持ち合わせています。

市場構造見直しって、結局どうなるの?

TOPIXのEPS:マクロ経済動向を把握する指標

TOPIXのEPSは、日本企業の利益動向をどう反映する?

経済環境と企業利益を反映

TOPIXのEPSは、企業業績だけでなく、マクロ経済動向も把握できる指標なんですね。

国内株式の上値余地をどうみるか? ~「デフレ30年」からの脱却へ(3)~

公開日:2024/04/17

国内株式の上値余地をどうみるか? ~「デフレ30年」からの脱却へ(3)~

✅ 足元の国内株式市場は上昇一服感が見られるものの、春闘による賃上げや新NISAによる個人投資家の関心の高まり、企業による株主還元策などの要因から、今後の上値余地は依然として大きいとされています。

✅ アベノミクス以降、TOPIXは企業業績の伸びに沿った動きを見せ、予想PERは概ね12~18倍程度のレンジで推移してきました。2024年度は増益が予想されており、2025年度にかけても一桁台後半程度の業績の伸びが続くとの見方が大勢です。

✅ 2025年度の増益率を3パターン、予想PERを5パターンとしたシミュレーションでは、2025年度に+8%増益が実現した場合、TOPIXが過去最高値を更新し、日経平均株価も4万3,000円前後の水準に到達する可能性があるとされています。

さらに読む ⇒東証マネ部!出典/画像元: https://money-bu-jpx.com/news/article051195/

今後のTOPIXの動向は、増益率や予想PERによって大きく変わってくるようです。

日本企業全体の利益動向は国内外の経済環境に大きく影響されるため、TOPIXのEPSを追うことで、マクロ経済の動向や企業の利益成長を把握する指標としても有効です

AIによる指標の重要度評価は4.6であり、高い重要度を評価していることを示しています。

詳細な説明は「AIによる指標の重要度評価について」を参照してください。

このデータは、JPX(日本取引所グループ)が提供するものです。

TOPIXが過去最高値を更新する可能性もあるのか。これは期待できるな。

日本株ランキングとTOPIX:投資判断のための指標

日本株の当期利益ランキングトップは?

トヨタ自動車

企業力ランキングは、投資判断の参考になりますね。

第13回企業力ランキング/トヨタ、4年連続首位 車3社「存在感」示す
第13回企業力ランキング/トヨタ、4年連続首位 車3社「存在感」示す

✅ 第13回企業力ランキングでトヨタ自動車が4年連続で首位を獲得し、自動車業界ではホンダが3位、日産自動車が9位にランクインし存在感を示しました。

✅ ランキングはアンケートと直近3期の業績に基づいて総合的に評価され、業績だけでなく真に力のある企業を選出することを目的としています。

✅ 今回のランキングでは、製造業の平均点が34.5点、非製造業の平均点が35.1点となり、景気回復を受けて全体の平均点も上昇しました。

さらに読む ⇒日刊工業新聞 電子版出典/画像元: https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00446829?gnr_footer=0010089

トヨタ自動車が4年連続で首位を獲得したというのは、素晴らしいですね。

このデータは、日本株ランキングにおける当期利益上位200銘柄のランキングです。

2024年3月期決算を基準に、最終的な利益の多い順に企業が並んでいます。

ランキング上位には、トヨタ自動車、NTT、ホンダ、三井物産、ソニーグループといった、日本を代表する大企業が名を連ねています。

このランキングは、株価形成や配当などを分析する際に重要な指標となるため、投資家にとって参考になる情報です

データ集計の定義については、表の見方を参照してください。

TOPIX(東証株価指数)は、日本の株式市場全体の動向を示す代表的な経済指標であり、浮動株時価総額加重型で算出されます。

1968年1月4日を基準日とし、当時の時価総額を100として指数化されています。

TOPIXは、投資対象としての機能性を持つマーケット・ベンチマークとして、ETFなどの金融商品の基準となるだけでなく、日本経済の動向を示す指標としても活用されています。

構成銘柄情報やウエイト、指数値の推移、関連ニュースなどの情報は、JPXデータクラウドサービス等で提供されています。

ランキング上位には、やっぱりそうそうたる企業が並んでるな。

今回の記事では、TOPIXのEPSについて詳しく解説しました。

🚩 結論!

💡 TOPIXのEPSは、日本企業全体の収益力を示す重要な指標の一つです。

💡 TOPIXのEPSは、マクロ経済の動向や企業の利益成長を把握する上でも役立ちます。

💡 TOPIXのEPSは、投資判断を行う上で重要な指標の一つです。