バルミューダはなぜ赤字？経営再建の道は？バルミューダの苦境とは！？
スマホ事業撤退で赤字に沈んだバルミューダ。キッチン家電強化で復活なるか？ 円安対策で黒字転換も課題山積み！
💡 バルミューダは、2023年12月期連結決算見通しで、売上高が前期比24％減、営業損益が13億円の赤字、最終損益は20億円の赤字見通しとなりました。
💡 経営危機を乗り越えようと、バルミューダは売上総利益率の改善、固定費の圧縮、家電カテゴリーの積極的な展開など、最速での黒字化を目指す方針を打ち出しました。
💡 今後の課題としては、顧客のニーズを的確に捉え、リピート客を獲得することが重要となります。
それでは、バルミューダの現状について詳しく見ていきましょう。
バルミューダの苦境：スマートフォン事業の失敗と業績悪化
バルミューダが苦境に立たされた理由は？
スマホ事業撤退と売上減
高価格帯のイメージが定着していますが、価格に見合った価値を提供できているのか気になりますね。
公開日:2022/03/18
✅ バルミューダのスマートフォン「BALMUDA Phone」は、デザインに特徴がある一方、スペックはミドルレンジ以下であり、10万円という価格に見合う性能とは言えないことがわかりました。
✅ 同社の他の製品と比較しても、性能面で優位性があるとは言えず、価格に見合った価値を提供しているとは言えません。
✅ バッテリーやカメラ性能などのスペック面では、他の格安スマホやミドルレンジスマホに劣っており、10万円という価格設定は割高感があります。
さらに読む ⇒360LiFE(サンロクマル) - 本音でおすすめするモノ比較サイト出典/画像元: https://360life.shinyusha.co.jp/articles/-/33493スマートフォン事業からの撤退は残念ですが、経営再建に向けての決断だったのでしょう。
バルミューダは、2021年11月に発売したスマートフォン「BALMUDAPhone」が、販売価格が高く、競合製品と比べて優位性を打ち出せなかったことから、販売は低迷し、発売から2年持たずに販売終了となりました。
この携帯電話事業撤退による損失で、2023年通期は最終赤字20億7100万円となりました。
主力製品である空調関連製品、キッチン関連製品も売上減少に苦しんでおり、2023年12月期連結決算見通しは下方修正され、売上高は前期比24％減の133億円、営業損益は13億円の赤字、最終損益は20億円の赤字見通しとなりました。
売上高は、空調関連製品が前年同期比42％減の16億円、キッチン関連製品が32％減の52億円と、それぞれ大幅な減少となっています。
経営危機を乗り越えようと、バルミューダは売上総利益率の改善、固定費の圧縮、家電カテゴリーの積極的な展開など、最速での黒字化を目指す方針を打ち出しました。
しかし、高価格帯商品のイメージが定着しており、競合製品との差別化が難しい状況です。
今後の課題としては、顧客のニーズを的確に捉え、リピート客を獲得することが重要となります。
そのためには、消費者にとって魅力的な商品開発と価格設定、そしてブランドイメージの再構築が必要です。
バルミューダが経営危機を脱却し、再び成長軌道に乗せることができるのか、今後の動向が注目されます。
うむ、経営の失敗は成功への糧だ！見切りをつけられるところは切り捨てて、次の事業に投資するのが大事なんだよ！
復活への道：原点回帰と海外展開
バルミューダの経営は回復傾向？
売上拡大、収益改善中
原点回帰は、経営再建には有効な手段ですよね。
公開日:2024/02/05
✅ バルミューダは、パンや揚げ物の温め直しに特化した新型リベイクトースター「リベイカー（ReBaker）」を2024年2月20日に発売する。
✅ リベイカーは、温め直し専用の「リベイクモード」と「フライドモード」を搭載し、1秒ごとに庫内温度を測り、1°C単位で上下のヒーターの強さを調整することで、パンは表面を焦がさずふっくらアツアツに、揚げ物は揚げたてのようなサクサク食感を実現する。
✅ 洗練されたデザインと、モード選択が簡単なボタン式操作を採用しており、価格は24,200円。バルミューダオンラインストアなど一部販売店で予約受付が開始されている。
さらに読む ⇒「LEE（リー）」｜集英社の雑誌「LEE」の公式ウェブメディア｜おしゃれと暮らしを楽しむすべての女性へ出典/画像元: https://lee.hpplus.jp/column/2872918/リベイクトースターは、バルミューダの強みであるデザインと機能を活かした製品ですね。
バルミューダは、経営再建を進め、原点である高級家電に注力し、売上拡大と収益改善を実現しつつあります。
2024年12月期第3四半期決算において、売上高が前年同期比9.4%増の87億円と、着実に成長を続けています。
特に、四半期業績では、7月～9月は季節的に利益が出にくい期間にもかかわらず、売上高が前年同期比7.5%増の23.8億円となり、損益も改善傾向にあります。
2024年2月20日発売のトースター「ReBaker（リベイカー）」は、同社の原点回帰を象徴する製品で、トースターで培った技術と焼き直し機能を前面に押し出す。
機能は、トーストモード、チーズトーストモードに加えて、リベイクモード、フライドモード、オーブンモードを搭載し、総菜パンの温め直しやフライ料理にも対応する。
価格は2万4200円。
バルミューダは、キッチン家電事業の強化と海外市場への進出で、業績回復を目指しています。
経営再建には、顧客の声に耳を傾けて、ニーズに合った商品を開発することが重要なんだよ。
課題克服：円安と事業環境の変化への対応
バルミューダの業績予想下方修正の主な理由は？
円安と在庫過剰
円安は経営を圧迫する大きな要因ですね。
公開日:2022/11/11
✅ バルミューダは、円安による仕入コスト上昇の影響で、2022年12月期の連結業績予想を下方修正しました。売上高は従来予想通りですが、営業利益、経常利益、純利益は大幅に減額されました。
✅ 下方修正の主な要因は、円安による原価率の上昇と、掃除機の在庫評価損の計上です。特に掃除機は在庫過剰となり、9,800万円の評価損が発生しました。
✅ バルミューダは、コスト削減と海外展開の拡大によって、事業環境の悪化に対応していく方針です。設計変更によるコスト削減や、円安の恩恵を受けられる海外市場への進出を進めていく予定です。
さらに読む ⇒FASHIONSNAP ファッションスナップ出典/画像元: https://www.fashionsnap.com/article/2022-11-11/balmuda/コスト削減も重要ですが、品質を落とすことなく、顧客満足度を維持することが大切です。
バルミューダは、2022年12月期通期の連結業績予想を下方修正しました。
売上高は前回発表から変更ありませんが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は大幅に下方修正されました。
原因は円安による仕入コストの上昇と売上総利益率の低下、在庫過剰による掃除機の在庫評価損の計上です。
売上高は、ウィズコロナによる外出機会の回復や物価上昇による家計への影響が下押し要因となりましたが、韓国でのキッチン家電販売好調や新製品の計画通り販売、為替換算影響による海外売上増加により前回予想を維持しています。
バルミューダフォンは第3四半期累計で約1億7200万円を売り上げました。
寺尾玄社長は事業環境の悪化を指摘し、コスト削減や海外展開拡大による対策を示しました。
バルミューダは、利益を生み出す事業構造に進化させ、経費コントロールを強化する必要に直面しています。
円安は経営にとって大きなリスクだけど、海外展開を進めて、リスクヘッジするのが重要なんだよ。
グローバル戦略：東南アジア市場への進出
バルミューダは東南アジアでどんな展開を始めましたか？
タイ、シンガポール、マレーシアに進出
東南アジア市場は、成長が見込める市場なので、うまく進出できればいいですね。
✅ バルミューダは、東南アジア3カ国（国名は記載なし）でのブランド展開を開始しました。
✅ 具体的な展開内容や時期については記事には記載されていません。
✅ バルミューダは、今回の展開を通じて東南アジア市場におけるブランド認知度向上を目指しています。
さらに読む ⇒日本経済新聞 - ニュース・速報 最新情報出典/画像元: https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20231031576500/東南アジアでバルミューダ製品が受け入れられるか楽しみです。
バルミューダは、タイ、シンガポール、マレーシアの東南アジア3カ国での展開を開始し、人気製品の「BALMUDA The Toaster」と「BALMUDA The Pot」を発売します。
これにより、バルミューダ製品は世界12カ国・地域で販売されるようになります。
東南アジアでも、日本の様に多様なパンが好まれ、BALMUDA The Toasterの特別なおいしさやリベイク機能への期待が高まっています。
タイでは2023年11月3日よりプレオーダーを開始し、シンガポール、マレーシアでも順次展開予定です。
バルミューダは2012年から海外展開を開始し、韓国、ドイツ、オーストリア、スイス、中国、台湾、香港、米国と販路を拡大してきました。
2020年には米国での販売を開始し、2022年には米国子会社「BALMUDANorthAmericaInc.」を設立しました。
今回の東南アジア展開により、バルミューダは世界中のより多くの消費者に、その製品の魅力を提供していきます。
海外展開は、新たな収益源を獲得するチャンスだ！グローバルに事業を拡大して、世界中の人々にバルミューダ製品を届けるんだ！
北米市場への本格参入と今後の展望
バルミューダは米国で何をするために子会社を設立？
販売拡大と広告宣伝
北米市場は、世界最大の市場なので、成功すれば大きな成果が期待できますね。
公開日:2020/12/16
✅ バルミューダは、トースターや扇風機など、高価格帯の家電製品を販売し、特に韓国市場での売上拡大が著しい。しかし、今年度は韓国での売上が減少傾向にあり、コロナ禍の影響で日本の売上は一時的に増加した可能性もあり、今後の業績動向は不透明である。
✅ バルミューダの寺尾社長は、高校中退後、地中海横断や音楽活動など、型破りな経験を経て独学でバルミューダを創業した。彼の行動力とビジョンは、安売り競争ではなく付加価値を重視するバルミューダの方針に表れている。
✅ バルミューダは、今後の成長のために新商品のヒットが不可欠であり、今後の展開が期待される。しかし、競合他社の存在や市場の動向など、課題も多く、将来の株価は不透明である。
さらに読む ⇒Kabu Berry【個人投資家向けIRセミナー&株式投資勉強会】出典/画像元: https://kabuberry.com/6612/海外市場への進出は、バルミューダの成長にとって重要な戦略ですね。
バルミューダは、米国での事業拡大を目的として、販売促進と広告宣伝を行う子会社「BALMUDANorthAmericaInc.」を設立すると発表しました。
資本金は50万ドルで、2023年1～2月にデラウェア州に設立予定です。
北米は日本、韓国に次ぐ重点地域として位置づけられ、現在販売代理店経由で展開している4製品の販売強化を図ります。
この設立は、為替変動による影響を軽減し、海外事業を強化する戦略の一環と考えられます。
バルミューダは2024年12月期決算で、円安の影響から2年ぶりに黒字転換しました。
値上げやコスト削減、新商品投入などの対策で「円安耐性」を高めましたが、海外市場への依存度が高く、円安の影響は依然として懸念されています。
今後もグローバルブランド化を進め、海外販売比率を5割にまで引き上げる計画です。
北米市場は、巨大な市場だけど、競合もたくさんいるから、差別化戦略が重要なんだよ。
バルミューダは、経営再建に向けて様々な取り組みを行っています。
今後の動向に注目していきましょう。
💡 バルミューダは、経営再建を進め、原点である高級家電に注力し、売上拡大と収益改善を実現しつつあります。
💡 海外展開を強化し、東南アジア市場や北米市場にも進出することで、さらなる成長を目指しています。
💡 円安や競合他社の存在など、課題も多いですが、バルミューダは独自のブランド力で克服していくことが期待されます。
