にじさんじとホロライブ、どっちが儲かる?VTuber事務所の収益力比較VTuber事務所の収益力に驚愕!!
にじさんじとホロライブ、VTuber業界のトップ2が激突!収益構造、成長戦略、今後の展望を徹底比較。あなたならどちらに投資する?
💡 VTuberビジネスは、アパレルビジネスに比べて利益率が高い
💡 にじさんじとホロライブは売上規模がほぼ同等だが、営業利益に大きな差がある
💡 両社のビジネスモデルの違いが収益力の差を生み出している
それでは、VTuber業界の収益力について詳しく見ていきましょう。
収益力の差を生み出すビジネスモデルの差異
にじさんじとホロライブの収益差を生む要因は?
コマース事業規模の差
VTuberビジネスは、従来のエンターテイメントビジネスとは異なる新しいビジネスモデルですね。
公開日:2025/01/08

✅ VTuberビジネスは、アパレルビジネスに比べて利益率が非常に高く、ラグジュアリーブランド並みの収益性を持っている。
✅ VTuberビジネスは、エニーカラー社(にじさんじ)やカバー社(ホロライブ)といった大手企業が牽引し、近年ではサンリオやエイベックスといったエンタメ大手も参入している。
✅ VTuber市場は、動画配信、アニメ配信、ゲームアプリ、ゲームコンテンツなど様々な分野に拡大しており、今後さらなる成長が見込まれる。
さらに読む ⇒WWDJAPAN出典/画像元: https://www.wwdjapan.com/articles/1984389にじさんじとホロライブ、どちらも数字がすごいですね。
2022年度の決算では、売上はほぼ同等に見えますが、えにからはカバーの2倍の営業利益を計上しています。
2023年度の予想では、売上でもえにから側が2割上回り、営業利益はカバーの4倍となっています。
この差を生み出している要因として、ビジネスモデルの差異が挙げられます。
特に大きな違いは、コマース事業における売上規模です。
にじさんじはコマース事業が売上の中心を占めているのに対し、ホロライブはスパチャ依存が強い状況です。
スパチャはGoogleが35%の手数料を徴収するため、ファンから得た収益の多くがロスになってしまいます。
そりゃあ、コマース事業が売上の中心なら、利益率も高くなるわな。ホロライブはスパチャ頼みだから、手数料で儲けが減っちゃうんだよ。
VTuber事務所の強みと収益力の源泉
VTuber事務所はどれくらい儲かっている?
ROEは業界平均を大きく上回る
VTuber事務所は、まさに現代の芸能事務所ですね。
公開日:2023/03/14

✅ カバー株式会社は、VTuberプロダクション「ホロライブ」を運営する企業で、2023年3月27日に東証グロース市場に上場予定です。
✅ カバーは、女性VTuberのみのプロダクションである「ホロライブ」と、男性キャラクターのプロダクション「ホロスターズ」を展開しており、少数精鋭でアイドル感を強く押し出しています。一方、ANYCOLORの「にじさんじ」は、男女様々なVTuberが所属し、バラエティ感と多様性が特徴です。
✅ カバーは、配信/コンテンツ、ライブ/イベント、マーチャンダイジング、ライセンス/タイアップの4つの事業を展開しており、VTuberのIPを様々な形で活用しています。業績は近年急成長しており、売上規模はANYCOLORに近づいていますが、FY23通期の売上予測ではANYCOLORの方が高い成長が見込まれています。
さらに読む ⇒決算が読めるようになるノート出典/画像元: https://irnote.jp/article/2023/03/14/178.htmlカバーとANYCOLOR、どちらも高い収益力を持つ会社ですが、ビジネスモデルが異なるため、今後の成長戦略も異なってくると考えられます。
VTuber事務所は、厳しい競争を勝ち抜いた天才的な人気ライバーが集まる場所であり、VTuberのキャリアにおいて重要な意味を持ちます。
高いマネタイズ力、ファンの熱狂的な支持によって、高い収益を生み出しています。
特に、自己資本に対してどれだけ効率良く利益を稼いでいるかを示すROE(自己資本利益率)は、カバーが48.00%、ANYCOLORが68.40%と、サービス業の業界平均を大きく上回っています。
VTuber事務所は、まさに金の卵を生む鶏だ!
異なる戦略で成長を目指す両社
VTuber市場におけるANYCOLORとカバーの戦略の違いは?
海外展開と多様化 vs. アイドル路線
ANYCOLORは、M&Aでさらなる成長を目指しているんですね。

✅ ANYCOLORは、2027年4月期を最終年とする中期的な成長に向けた経営方針の中で、M&Aに関する財務方針を公表し、最大500億円のM&A枠を設けました。
✅ 同社は2022年6月の東京証券取引所グロース市場への上場以降、適時開示したM&Aはありません。
✅ ANYCOLORはこれまで企業買収の実績がなく、今後のM&A戦略に注目が集まっています。
さらに読む ⇒M&A Online - M&Aをもっと身近に。出典/画像元: https://maonline.jp/articles/anycolor_ma20240821ANYCOLORとカバー、どちらも異なる戦略で成長を目指していることが分かりました。
ANYCOLORは「にじさんじ」のノウハウを活かし、海外市場での展開に力を注いでいます。
これは、日本語から外国語に軸をずらすことで、VTuber市場そのものの開拓を進めていることを意味します。
一方、カバーは少数精鋭で、VTuber1人当たりの売上高はANYCOLORを上回っていますが、営業利益率は低くなっています。
これは、カバーがアイドル事務所という毛色が強いため、ファンの層が限定されることが要因と考えられます。
ANYCOLORは多数所属するVTuberそれぞれの個性を生かした配信を行い、ニッチ層にもリーチすることで、市場の拡大を目指しています。
一方、カバーはファンの固定化を防ぐため、音楽やアイドル要素を重視した戦略を取っているようです。
ANYCOLORは海外展開に力を入れているようね。でも、カバーも人気キャラクターのIPを持っているから、今後の成長が楽しみだわ。
ANYCOLORの成長と今後の展望
ANYCOLORの株価は上昇中?
上昇中
ANYCOLORは、安定的な収益を上げていますね。

✅ ANYCOLOR株式会社は2025年4月期の半期決算で、売上高、営業利益、経常利益が全て前年同期比で増加し、堅調な成長を見せています。特にコマース部門は過去最高の売上高を記録し、全体収益の約2/3を占めるなど、力強い伸びを見せています。
✅ 同社は「にじさんじ」および「NIJISANJI EN」事業の所属VTuber数を166人に増やし、ANYCOLOR IDも前年同期比で30.9%増加しました。また、2023年デビューのライバーが収益貢献度で2位にランクインするなど、新たなファン層の獲得にも成功しています。
✅ ANYCOLOR株式会社は安定的な利益創出を踏まえ、2025年1月15日を効力発生日として、一株当たり32.50円の中間配当を実施することを決定しました。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/f08f3f6452afddb40ce06c1d7caa29fa80a376b3ANYCOLORの安定した収益性と成長力は、今後のVTuber業界を牽引していく可能性を感じますね。
ANYCOLORは情報・通信業界に属し、バーチャルYouTuber関連ビジネスで急成長を遂げている企業です。
2023年11月15日の終値は2134円、前日比0.66%の上昇となりました。
配当利回りは3.04%と魅力的ですが、株主優待の有無については公表されていません。
ANYCOLOR<5032>は「にじさんじ」を運営するVTuber企業で、ROE68%・営業利益率37%・自己資本比率71%と高い収益性を持つ。
主な収入源はVTuberグッズ販売で、広告収入に頼らないビジネスモデルを持つため安定収益が見込める。
収益性の高いVTuberビジネスは、設備投資が不要で、VTuber自身がブランド確立に貢献するため、広告宣伝費も抑えられる。
ANYCOLORは、設備投資が不要で、広告宣伝費も抑えられるから、まさに儲かるビジネスモデルだな。
カバーの成長戦略と今後の課題
カバー株式会社は、どんなビジネスで成長しているの?
VTuber「ホロライブ」運営
カバーは、ホロライブのIPを活用した収益化を進めていますね。
公開日:2023/02/21

✅ カバーはVTuber事務所「ホロライブ」の運営会社で、2023年3月27日にグロース市場に新規上場しました。同業他社のANYCOLORと比較して、カバーは収益性では劣るものの、人気キャラクターのIP(知的財産権)を保有しており、コマース事業による収益化を進めています。
✅ カバーはキャラクターのIPを活用し、動画配信、グッズ販売、ライブチケット販売など多岐にわたる事業を展開しており、特にコマース事業は収益基盤として重要となっています。カバーはチャンネル登録者数でトップクラスの人気キャラクターを多数擁しており、ANYCOLORと比較して登録者数で差をつけているため、今後の成長に期待が寄せられています。
✅ カバーとANYCOLORの違いは、海外展開の戦略にあります。ANYCOLORは、中国や韓国、北米圏など海外でのVTuber展開に注力し、海外事業の売上高を大幅に拡大させています。一方、カバーは海外事業の比率がANYCOLORに比べて低く、今後海外展開の伸びしろがあると見られています。
さらに読む ⇒GameBusiness.jp出典/画像元: https://www.gamebusiness.jp/article/2023/02/21/21385.htmlカバーは、海外展開の伸びしろが大きい一方、収益性ではANYCOLORに劣るという課題がありますね。
カバー株式会社は、人気VTuberグループ「ホロライブ」を擁する企業で、2023年3月27日にグロース市場に新規上場します。
想定発行価格710円をもとにした時価総額は433億円となり、業界最大手のANYCOLORに匹敵する規模です。
カバーの収益源は、動画配信による投げ銭や広告、グッズ販売、ライブチケット販売など多岐に渡り、2023年3月には2回目の大型イベント「hololiveSUPEREXPO2023」を開催予定です。
VTuber事務所の特徴として、IP(知的財産権)が会社に属している点が挙げられます。
カバーは「ホロライブ」のキャラクターIPを所有しており、キャラクターはそれ以外の場所で活動することができません。
また、人気キャラクターの関連商品を販売することが可能です。
カバーはVTuber一人当たりのコマース収益が年間2億円に達しており、関連グッズ販売は収益基盤となる重要な事業となっています。
カバーはGawr Gura(がうる・ぐら)や宝鐘マリンなど、チャンネル登録者数で圧倒的な人気を誇るキャラクターを多数抱えています。
一方、ANYCOLORは中国、韓国、北米圏でのVTuber展開に注力しており、海外事業の売上高は急成長しています。
カバーは海外事業の売上高が全体の3割、ANYCOLORは約半分となっており、カバーは海外展開の伸びしろがあると考えられます。
しかし、カバーの収益性はANYCOLORを下回っており、上場時の吸収金額がANYCOLORよりも大きいことから、過熱感は限定的となる可能性があります。
カバーは、ホロライブのIPを活用した収益化を進めているけど、ANYCOLORみたいに海外展開にも力を入れないと、収益力はなかなか上がらないんじゃないかな?
今回の記事では、にじさんじを運営するANYCOLORと、ホロライブを運営するカバーのビジネスモデルと収益力について詳しく見てきました。
💡 にじさんじとホロライブは、ビジネスモデルが大きく異なるため、収益力にも差が生じている
💡 ANYCOLORは、コマース事業を強化することで高い収益力を実現している
💡 カバーは、キャラクターIPを活用した多角的な事業展開で成長を目指している